岩手県立大学 入学案内2020
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Message在学生メッセージ!社会福祉学部で、先輩たちはどんなことを学び、その中でどんな目標を見つけて頑張っているのか、聞いてみました。少子高齢化が進む地元に戻り福祉の仕事で貢献したい岩手県内でも特に少子高齢化が進んでいる、西和賀町沢内地区の出身です。そのため高校生の頃から福祉に興味があり、社会福祉士の資格取得を目指して進学しました。西和賀町のような地域を元気にするヒントを学びたいと、3年次前期にはコミュニティ福祉系を選択。でも、「子どもの貧困」をテーマにした臨床福祉系の授業で、対人援助への関心が高まり、3年次後期に臨床福祉系を再選択して学んでいます。また3年次には、西和賀町の社会福祉協議会に実習に行きましたが、印象的だったのが、軽度の認知症の方が一人で生活していたこと。制度やサービスに頼るだけでは介護は難しいので、この「自立力」に注目して支えていくことも必要だと感じました。卒業後は様々な場で経験を積み、最終的には地元に戻って貢献したいです。社会福祉学科4年 髙たかはし橋 和かずや也さん[岩手県立西和賀高校卒]多彩なカリキュラムが将来の可能性を広げる子どもが好きで、保育士の仕事に興味がありました。社会福祉学部を選んだのは、その資格を取得できるうえ、多彩なカリキュラムを学ぶことで将来の可能性が広がると考えたからです。入学後に実感したのは、すべての学びがつながっているということ。例えば、1年次で学んだ基礎科目が2・3年次の実習で大いに役に立ちましたし、社会福祉士志望者向けだと思っていた授業が、受講してみると保育士を目指す人にとっても重要であることがわかりました。また、社会福祉の中には様々な科目や研究分野があり、その中から興味のあるものを見つけて学べる点が魅力です。このような多彩な科目や演習、実習を経験した結果、将来は公務員等も視野に入れ、保育環境の整備などに関わりたいと考えるようになりました。学部で学んだ多様な視点が役に立つと信じています。人間福祉学科4年 工くどう藤 珠たまき貴さん[岩手県立宮古高校卒]Faculty of Social Welfare30

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