岩手県立大学 入学案内2020
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学生の国家資格取得・学会賞受賞本学部・研究科の学生は大学生活を通して、それぞれ精力的に活動しており、実を結んだ例がいくつも存在します。例えば、日頃の学業生活で学んだ知識・技能を活かし、経済産業省認定の「情報処理安全確保支援士試験(旧:情報セキュリティスペシャリスト試験)」や「ネットワークスペシャリスト試験」といった国家資格を取得する学生もいます。また、学生、特に大学院生の学会参加も活発に行われており、BITE2019という国際会議において本研究科の大学院生が最優秀論文賞を、また、 情報処理学会「第80回全国大会」においては多くの大学院生・学部生が学生奨励賞を受賞し、受賞数では全国1位となるなど、学会でも高い研究力が認められています。また、自治体、企業等主催のコンテスト等でも多くの学生が活躍しています。(本学部HP参照)本学部・研究科は「実学・実践」に基づいた独創的な教育研究を行っており、企業からの評価も高く、卒業生は情報通信産業を中心に様々な業種で活躍しています。(52、 53ページ参照)教育・研究クローズアップ!ソフトウェア情報学部・ソフトウェア情報学研究科では、専門知識・技術を活かした様々な教育・研究活動に取り組んでいます。このような活動の中から、事例と実績をご紹介。「世界中の人々に貢献する研究」を目指しています。ETロボコンインターンシッププロジェクト演習・PBL・組込みシステムは、携帯電話、デジタル家電、自動車、医療用機器など電子制御を必要とするほとんどの製品に使われています。その技術力向上を目指した取組が、「ETロボコン(主催:組込みシステム技術協会)」への参加です。これは、走行体(ロボット)で指定コースを自律走行してプログラミング技術や走行性能を競う競技。企業や一般個人も参加し、学生とエンジニアが同じ題材で競い合います。これまで本学部生たちは全国大会で上位入賞するなど輝かしい成績を残し、組込みシステムの技術者として活躍する卒業生もいます。平成30年度は、東北地区大会の「デベロッパー部門プライマリークラス」で本学チーム「Monolith2018」が地区特別表彰として「JASA東北支部賞」を受賞しました。また「デベロッパー部門アドバンストクラス」には、本学チーム「Monolith+」が出場しました。本学部が取り入れている実践型教育の一つは、1~3年生がチームを組んで地域課題の分析・ICTを活用した解決法の提案に取り組む必修科目「プロジェクト演習」です。学生は、問題分析の理論を学びながら、3年間チームや立場を変え、様々なスキルを実践的に身につけます。3学年混成の必修科目は全国的にみても他大学にはない独自の取組で、平成26年に経済産業省「社会人基礎力を育成する授業30選」に選ばれました。一方、文部科学省のenPiT(成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成)事業の一環として実施する「PBL(Project Based Learning)」は、学生主体の課題解決型の研究プロジェクトを支援するプログラム。大学院生と学部3・4年生の混成チームが自主的に取り組み、問題発見能力や課題解決能力を養います。ともに成果発表会・表彰があり、次年度につなげる取組になっています。本学部では、多くの学生が3年次はもとより1、2年次にもインターンシップによる就業体験をし、自分と自分が学んだことに対する社会における価値を実感しています。また、新たな問題・改善すべき点を、インターンシップを通して発見し、大学生活をさらに充実させている学生もいます。その支援・促進のために本学部では、本学のキャリアセンターと連携し、専門科目として「インターンシップⅠ・Ⅱ」を配置しています。この科目は、平成30年度には北海道・東北地方の国公立大学で本学を含め2大学しか認定されていない、文部科学省「大学等におけるインターンシップの届出制度」の認定を受けています。また、平成30年度より経済同友会が主催するインターンシップにも学生が参加し、インターン先の企業から高い評価を受けています。ETロボコン2018の東北地区大会での「Monolith+」のレースの様子企業の方や他大学の学生の前で発表する本学部学生(インターンシップの様子)プロジェクト演習およびPBLのポスターセッションによる成果発表会Faculty of Software and Information Science/Graduate School of Software and Information Science44

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