岩手県立大学 入学案内2020
69/100

Graduate School支援される側の「受援力」に注目し、受援側の立場から「災害支援」を捉えなおす。在学生Message学部時代から「NPO法人いわてGINGA-NET」のスタッフとして、被災地と学生をつなげる支援活動に携わってきたこともあり、「災害研究」をテーマに理論と実践を両立する研究者を目指して大学院に進みました。現在、取り組んでいるのは、災害時に支援を受ける側の「受援力」の研究です。災害時にボランティアと被災地とのマッチングがうまくいかないという話を聞くと思いますが、災害支援には支援者側だけでなく、支援を受け入れる側の視点も重要です。そこで、平成28年の台風10号で被災した岩泉町を対象として、災害時に地域コミュニティや住民がどんな動きをしたのかをヒアリングする調査をしています。地域の社会的なつながりをベースに、「受援力」を高めるために必要なことを探っています。こうした研究を進める上で役立つのが、複数の教員に指導していただくジョイントタスクワークの授業。多様な意見をもらうことで、新たな気づきが生まれ、研究をより深めることができます。川原 直也さん [岩手県立大学卒]博士前期課程2年修了要件について【博士前期課程】2年以上在学し、総合政策基幹科目18単位以上(うち総合政策基幹科目Ⅰから4単位以上、総合政策基幹科目Ⅱから2単位以上を含む)を修得した上で、演習科目4単位、研究指導科目8単位の合計30単位以上を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査及び修了試験に合格すること。区分要件単位数必修選択計総合政策基幹科目Ⅰ(1~2年次)─1818総合政策基幹科目Ⅱ(1~2年次)─演習科目(集団指導科目・1年次)─44研究指導科目(Ⅰ~Ⅳ・1~2年次)─88合計─303069Faculty of Policy Studies総合政策学部・総合政策研究科

元のページ  ../index.html#69

このブックを見る