岩手県立大学 入学案内2020
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学部長 ◆研究科長 吉野 英岐[よしの ひでき]❶慶応義塾大学大学院社会学研究科❷社会学修士❸現代社会における小規模事業者の持続可能性、農村地域における開発と女性、地域開発についての研究史❹地域と政策、住民生活論、地域環境調査実習、フィールド研究❺岩手県で学ぶ学生に、地域の状況をなるべく具体的に伝えていくことを心がけて授業に臨みます。他人事ではなく、今、私たちを取り巻く生活環境や社会状況をどう捉えていったらいいのかについて、共に考えていく学生を求めます。◆准教授 泉 桂子[いずみ けいこ]❶東京大学大学院農学生命科学研究科❷博士(農学)❸森林経理学、森林政策学、流域環境保全のための方策❹農山村再生論、地域資源管理論、地域環境調査実習❺日本の中山間地域で、環境保全と持続可能な地域づくりは両立しえるのでしょうか。文献から取得した知識と現実社会で起きている事象、双方に目を開くことを重視します。若い皆さんと共に現場へ赴くことを楽しみにしています。◆准教授 伊藤 健宏[いとう たけひろ]❶東北大学大学院経済学研究科❷博士(経済学)❸経済学の手法を用いて社会保障のあるべき姿について検討しています。❹経済学基礎、マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ❺経済学はとっつきにくいという印象があるかもしれません。でも、よく学んでみると実は意外と人に優しい学問であることがわかります。経済学をそのように捉えてくれる学生が増えてくれるように教えていきたいと考えています。◆教授 窪 幸治[くぼ こうじ]❶東洋大学大学院法学研究科❷修士(法学)❸民法、消費者法❹法学、民法Ⅰ~Ⅲ、法学実習❺民法は、売買・貸借・雇用といった取引、結婚や相続といった家族関係など市民の身近な生活関係を規律しています。講義では、民法の知識・技術的な側面だけでなく法的な思考方法に触れることで、問題発見・解決能力を養ってもらいたいと考えています。◆教授 小井田 伸雄[こいだ のぶお]❶東京大学大学院経済学研究科❷博士(経済学)❸リスク・不確実性の下での経済行動の分析、ゲーム理論❹ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ、ゲーム理論❺たくさんある携帯電話はどんな基準で選べば良いのでしょうか。有名ブランドの商品には、なぜ安心感があるのでしょうか。このような経済現象に潜む「法則性」を理解するための道具であるゲーム理論やミクロ経済学を、一つひとつ丁寧に解説していきます。◆教授 山本 健[やまもと たけし]❶横浜国立大学大学院国際社会科学研究科❷博士(経済学)❸企業金融、応用ミクロ経済学の実証研究❹金融論、ファイナンス論Ⅰ・Ⅱ❺大学生に相応しい科学的な思考と科学的な問題解決能力を、しっかりと身につけてもらいたいと思います。どんな問題にも真正面から向き合って、考えに考え抜いて結論を出せる。そのような頼もしい青年になれるように全力で支援します。◆教授 倉原 宗孝[くらはら むねたか]❶熊本大学大学院自然科学研究科❷博士(学術)❸まちづくり、居住環境整備、コミュニティデザイン❹地域・都市計画論、まちづくり論、地域環境調査実習❺子どもから大人・高齢者まで生活者一人ひとりが、同時に地域社会が、相互に育まれる暮らしの総体としての〈まちづくり〉を考えます。その中で〈私〉という個性の輝きと問題意識を大事にし、体験を伴った学びの世界を開いていきたいです。◆教授 木場 隆夫[きば たかお]❶東京工業大学大学院社会理工学研究科❷博士(学術)❸科学技術政策、科学技術社会論(科学技術が進歩した世の中における諸問題の研究)、公共政策❹科学技術政策論、政策課題実習❺科学技術の発展は、私たちの生活を豊かにしました。しかし、その裏には貧富の格差の拡大、地球環境問題などの危機が潜みます。最近のニュースを読み解き、現代社会がいかに科学技術に影響されるかを見つめ、将来の社会を考えます。◆教授 ティー・キャンヘーン❶広島大学大学院社会科学研究科❷博士(経済学)❸計量経済学、金融政策、ファイナンス❹統計学Ⅰ・Ⅱ、多変量解析、共通調査実習❺日常生活の中で統計をよく目にします。授業を通じてこれらの情報を目にした時に問題なく解釈できるように統計の知識を身につけてもらいたい。統計学は数学をよく使いますが、できる限り多くの事例を用いてわかりやすい授業を目指します。◆教授 高橋 秀行[たかはし ひでゆき]❶明治大学大学院政治経済学研究科❷政治学修士❸市民参加条例・自治基本条例の研究、環境マネジメントシステムの研究、市民立法の研究❹政策形成論、比較政策論、市民参加論❺政策形成論では、国や自治体の政策形成を分析するための道具立てを学びます。グローバルな視点から政策の国際比較を行うのが比較政策論です。市民参加論では目をローカルに転じ、市民参加による政策づくりの現状と課題をともに考えます。◆教授 斎藤 千加子[さいとう ちかこ]❶早稲田大学大学院政治学研究科❷政治学修士❸公法学(憲法と行政法の両領域にまたがる)、行政法学、フランス公法史❹法学、行政法Ⅰ・Ⅱ、法学実習❺司法試験改革・裁判員制度導入など話題の多い一連の司法制度改革は、他方ではわが国の深刻な司法過疎問題を浮き彫りにしました。そこで法曹ならずとも法律知識を持って社会に出ることの有用性を意識させる授業を行いたいと思います。◆教授 石堂 淳[いしどう じゅん]❶東北大学大学院法学研究科❷法学修士❸英米刑法における責任について、法人の刑事責任について、財産犯の諸問題❹刑法Ⅰ・Ⅱ❺大学を卒業し社会へ出ていくと、今まで以上に法的な知識やバランスのとれた思考が必要になってくると思われます。そこで、授業を通じ法および刑法に関する基礎的な知識や、多角的な考え方を身につけられるようにしたいと思います。◆教授 伊藤 英之[いとう ひでゆき]❶新潟大学大学院理学研究科❷博士(理学)❸自然災害科学、火山学、災害情報学、防災教育❹自然災害論、地域防災システム論、地域環境調査実習❺毎年多くの自然災害が国内外で発生し、尊い人命が失われています。担当科目では自然災害の発生メカニズムから、減災方法、自然との共生方法まで講義や野外実習などを通してわかりやすく解説します。災害発生時に柔軟に対応できる知識と判断力を身につけてほしいと思います。◆准教授 市島 宗典[いちしま むねのり]❶慶應義塾大学大学院法学研究科❷修士(法学)❸公共政策形成過程の政治学的分析❹政策論 Ⅰ・Ⅱ、公共政策論、政策評価論❺理論と実践のバランスを重視し、大学の中(教室)での学びと外(現場)での学びを並行して進めます。特に、地域に貢献する人材を育成するため、地域との連携を重視し、地方自治体に関わる調査・研究を行い、その成果を地方自治体に政策提案するという活動を行っています。◆教授 佐野 嘉彦[さの よしひこ]❶東北大学大学院理学研究科❷博士(理学)❸気象・気候学(都市気候研究・気候変動研究)、GIS研究❹大気環境論、地図学、環境科学概論、地域環境調査実習❺物事・現象の本質に近づこうという姿勢が大切です。様々な問題に対する答えを出すことだけではなく、答えを導く過程が非常に重要です。複雑系である大気環境問題は、答えが出せないこともありますが、考えていく過程は必ずあるはずです。◆教授 村木 尚文[むらき なおふみ]❶東京理科大学大学院理工学研究科❷理学博士❸函数解析学と数理物理学の周辺❹基礎数理Ⅰ・Ⅱ❺数学の勉強は、自転車の乗り方や、泳ぎ方の練習と同じことです。他人が、自転車を運転する様子をいくら観察しても乗れるようにはなりません。まず、自分で運転してみることです。失敗しながら数をこなすうちに乗れるようになります。◆教授 岡田 寛史[おかだ ひろふみ]❶同志社大学大学院商学研究科❷商学修士❸労務管理論、経営管理論❹経営学、経営管理論Ⅰ・Ⅱ❺企業社会の人間問題を深く思考することの面白さと重要性を伝えたい。そのために、個々の知識を鵜呑みにしないで、それぞれを関連づけて考えたり、批判的に考察することができるように、授業時のコミュニケーションを大切にしています。◆教授 渋谷 晃太郎[しぶや こうたろう]❶放送大学大学院文化科学研究科❷学術修士❸環境政策、森林・自然環境保全政策、環境教育❹環境と政策、サステナビリティ論、地域環境調査実習❺環境省等における環境行政経験を生かして、実践的な環境政策論を展開します。とかく観念的になりがちな環境問題について実践的に解決できる人材づくりを目指します。公務員を目指す学生は、早くから取り組むことをおすすめし、応援します。学科長 ◆教授 高嶋 裕一[たかしま ゆういち]❶東京工業大学大学院社会理工学研究科❷学術博士❸様々な公共政策の分析、テレコムや交通、エネルギーなどの公益事業と規制の経済学❹キャリア・デザインⅠ・Ⅲ、公益事業論、共通調査実習❺「産業」という視点から様々な社会現象を研究します。公営企業(上下水道、運輸、エネルギー、医療など)から、製造業、第一次産業から、アパレル産業、伝統産業、宇宙産業まで。行政も産業の一つとして扱います。◆教授 吉木 岳哉[よしき たけや]❶東北大学大学院理学研究科❷博士(理学)❸自然地理学、地形学、自然環境の歴史❹地理学、地圏環境論、地域環境調査実習❺場所が変われば風景も変わります。場所によって気候、地質、地形、植生、土地利用などが異なり、それらの積み重ね(歴史)も違うからです。地域の風景がつくられた仕組みや歴史を解き明かすことを通じて、その地域の特性を理解することを目指します。教員紹介❶最終学歴 ❷学位 ❸研究領域❹担当科目 ❺教授法のポリシー◆総合政策研究科教員 Faculty of Policy Studies72

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