岩手県立大学 入学案内2020
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基盤教育知をひろげ、主体的に学ぶ4つの科目群を通して知の基盤を築く学びの特徴1基盤教育では、学生が人生を豊かにし、知の基礎を築くことに資する多様な科目が開講されています。具体的には「基礎科目」「教養科目」「保健体育」「外国語科目」の4つの構成です。これらの科目はとても大切な科目群で、卒業に必要な単位数の約4分の1を占めています。また、異なる4学部の学生がともに学ぶことから、学生同士の交流の場にもなっています。4つの科目群を提供2「基礎科目」は、大学で学んでいくうえで、あるいは社会に出てからも必要とされる基礎的な能力を養う科目で、「英語」「情報処理」「入門演習」「地域学習」から構成されています。「英語」では様々な分野で活躍できる高い英語力を身につけるために、1年次と2年次に「読む」「聞く」「書く」「話す」能力をバランスよく伸ばします。1年次に学ぶ「情報処理」では、コンピュータソフトの使い方や情報倫理観の修得を、同じく1年次に学ぶ「入門演習」では大学での学びのスキルの修得を目指します。「地域学習」は、地域課題の発見・解決方法を自ら考えます。基礎的な知の技法を学ぶ31~4年次に学ぶ「教養科目」は、学問の世界の考え方を学ぶ「領域科目」、課題や事象に対して多角的・学際的にアプローチする「テーマ科目」、経験から学び、それを社会の形成に活かす「プロジェクト科目」から構成されており、知の継承・構築・実践を通して絶えず思考する科目群です。1~2年次に学ぶ「保健体育」では、生涯を通しての心身の健康や健康的な生活・生き方について総合的に考えます。2~4年次に学ぶ「外国語科目」では、グローバル社会に必要な広い視野を養います。これらの科目群によって、自らの探究心を広げていくことを目指します。探究する心を自在に広げる高等教育推進センターは、大学での学びの基礎となる知識・技能、社会に出てからも必要とされる幅広い教養、異文化理解によるグローバルな視点や健康的な生活のための知識や実践の修得といった基盤教育を担っています。さらに、岩手県立大学ではこのセンターを中心に、地域で活躍できる人間を育てる副専攻「いわて創造教育プログラム」を展開しています。このプログラムは、各学部の専門性を身につけながら、さらに学部を越えて岩手をフィールドとした地域社会の現状を学び、そこにある課題を発見し解決する力を身につけるものです。このように岩手県立大学は、学部専門教育を通じて専門的知識、能力を修得させるとともに、地域志向教育を取り入れながら、基盤教育により広い教養と視野を身につけた人間性豊かな地域・社会に有用な人材を育てます。高等教育推進センター長石堂 淳MessageIwate Prefectural University74

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