岩手県立大学 入学案内2020
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InterviewInterviewいわて創造学習Ⅱいわて創造学習Ⅰ看護学部4年(授業参加時3年)髙たかはし橋 栞かんな菜さん[岩手県立盛岡第一高校卒]総合政策学部2年(授業参加時1年)久くぼた保田 龍りゅうや弥さん[宮城県仙台三桜高校卒]2年次に「漆のハンドルの開発」のニュースを聞いて以来、漆に興味を持っていました。企画立案担当を志望したのは、私自身が産地の二戸に行きたかったことと、他の学生にも漆の魅力を伝えたかったことが理由です。企画・運営は他学部の学生と一緒に行ったので、それぞれの学びを背景にした意見を聞くことができ、自分の視野や考え方を広げることができました。また、将来の職業として地域住民と関わる保健師も考えており、その点で、活動中の二戸市の方々とのやりとりや交流は役に立つと感じています。県外出身なので、もっと岩手について知りたいと「いわて創造学習 Ⅰ」を履修。「地域コミュニティのニーズとのマッチング」というテーマに興味があり、奥州市衣川で行われたフィールドワークを選びました。ここで学んだのは、「稲刈りを手伝うなど地域に溶け込んで初めて、困りごとなどの本音を話してもらえる」ということ。また、自分が感じていた衣川の魅力と、住民の方が考える魅力が異なっていたことも発見でした。将来はこの経験を活かし、地域住民のニーズにしっかり対応できる仕事に就くことを目標としています。企画立案担当フィールドワーク参加いわて創造学習Ⅰ・Ⅱ地域と連携した教育・研究活動に取り組み、“地域とともに歩む大学”を掲げる岩手県立大学。地域志向をさらに高め、地域の将来を担う人材の育成を目指した授業が、「いわて創造学習Ⅰ・Ⅱ」です。「いわて創造学習Ⅰ」は、県内各地に1・2年次の学生が赴き、概ね1泊2日のフィールドワークを通して地域について学ぶものです。それぞれの地域の現状と課題にじかに触れ、その解決方法を考察することにより、学生の主体的・能動的な「学び」のきっかけを作るとともに、将来の地域中核人材として、地域の活力創出について主体的に考えることができるようになります。「いわて創造学習Ⅱ」は、学生自らが実地学習プログラムの企画立案と実施を行うことが特徴です。「いわて創造学習Ⅰ」を履修した上級生が、教職員やコーディネーターのサポートのもとで企画・実施をすることで、プログラムのマネジメント・コーディネートのスキルや視点を体験的に修得することができます。平成30年度は奥州市、一関市、陸前高田市、二戸市、岩泉町の5コースを実施し、多くの学生が参加しました。実際に現場の声を聴き、仲間と意見を交わすことで、積極的な活動姿勢が身につき、学びに対する意欲が高まります。事前学習フィールドワーク❶(講話)フィールドワーク❷(見学)フィールドワーク❸(住民インタビュー)フィールドワーク❹(地域の伝統行事の体験)まとめ・報告会フィールドワーク❺(ボランティア活動)岩手県立大学奥州市一関市陸前高田市二戸市岩泉町フィールドワーク❻(地域住民との交流)77Iwate Prefectural University基盤教育

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