岩手県立大学 入学案内2021
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 基盤教育科目「基礎教養入門」は、大学での初年次に1年間を通じて、「大学で学修するための技法」を学びます。大学での「読む」「考える」「聴く」「発信する」ための技法(アカデミックスキルズ)を修得し、私たちが、今生きている世界の問題を見出し、解決すべき課題を明確化し、考え、解決するための力を身につけることを目的としています。基礎教養入門Ⅰ・Ⅱ3 学ぶために必要な技法を学ぶ母性看護学4 女性の特性を知りあらゆるライフステージを支援するグループワークの成果を発表!モデルを活用した妊婦のケアの演習実習はどのように行われるのですか? 実習は、教室で学んだ知識や演習室で練習した技術を駆使し、対象と患者―看護師関係を築き、対象の健康状態に応じた看護を考え、計画的に実践するという授業です。学生は不慣れな環境で緊張も強く、自分らしさを発揮して学修することが難しい場合もあります。本学では、教員が実習場所に常在し、少人数のグループで実習を行い、学生の主体的な学びや個性を尊重した丁寧な指導を行っていますので、学生は安心して学びの多い実習ができます。Q.A.養護教諭を希望していますが、看護学部で学修する魅力は何ですか? 最大の魅力は、生徒の怪我・疾病等への応急処置や医療機関受診の有無を判断するための専門的な看護の知識を豊富に学修し、4年間の学びを通して医療と福祉と教育を繋ぐ力を身につけられることです。授業では、演習・実習を積極的に取り入れており、実際に保健室に来室する子どもたちへの対応方法も学びます。養護実習は、盛岡市内の小中学校と岩手県立支援学校等で1ヵ月間行います。また、実習校で学習支援や健康診断の補助をさせていただく等、学校現場の様子を知る機会を沢山設けています。このように、看護学の知識はもちろん、健康教育や体とこころの健康を守り育てる資質・能力を修得できる学修環境となっています。さらに、必要な科目を履修することで「高等学校教諭一種免許状(保健)」を取得することもできます。Q.A. 母性看護学分野では、教員全員が助産師の資格を持っています。助産師は「リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖の健康)」に関わる専門職とされており、各教員が女性のあらゆるライフステージについて研究しています。研究テーマは、例えば思春期を対象にした性と生の健康教育の研究、乳がん患者のセクシャリティ、子育て支援、LGBT理解への取り組み、生殖のライフプランなどです。主体的に考えて看護を実践できる助産師を育てており、多くの卒業生が岩手県内外で活躍しています。看護学部・看護学研究科019

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