岩手県立大学 入学案内2021
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看護実践の諸活動の科学的根拠と、その背景となる理論及びその応用についての研究を通して、看護実践を改善・推進する能力と倫理観を養うことを重点としたカリキュラムを編成しています。高度な知識・技術と研究的視座を培い、次代の看護を切り拓く優れた人材を看護学研究科(大学院) 岩手県立大学の看護学部を卒業後、盛岡市立病院に就職。地域医療に取り組む病院で働くなかで慢性疾患の患者さんに対する看護の重要性を感じ、専門看護師を目指して、病院に勤務しながら大学院の慢性疾患看護CNSコースに進学しました。働きながらの学生生活はかなりハードでしたが、充実した日々を送ることができました。大学院卒業後、専門看護師の資格を取得。現在は地域包括ケア病棟で、いずれ家庭や地域に戻っていく慢性疾患の患者さんのケアを担当しています。大学の先生方とは今でも勉強会などでお会いすることも多く、卒業後もずっと頼りになる存在です。大学院での学びや臨床経験を生かし、今後は訪問看護や地域医療にも携わっていけたらいいなと思っています。専門看護師を目指し、働きながら大学院へ栃内 優美さん 平成24年3月看護学研究科 博士前期課程修了盛岡市立病院 地域包括ケア病棟慢性疾患看護専門看護師博士前期課程 (定員10名、修学年限2年以上) 博士前期課程では、医療現場でいかすことを前提とした実践的なアプローチを基本に、実践と実証につながる研究指導が行われます。医療・科学技術の進歩に対応できる高度な専門知識と技術、そして倫理観を培いながら、看護学の発展と看護職の向上に貢献できる、優れた看護実践者、看護管理者、看護教育者を育成することを目標としています。とちないゆみ優れた看護実践者の養成看護の実践現場において、専門職者のチームメンバーとともに、優れた実践並びに実践上の研究を行い、看護実践の向上に寄与できる人材を養成します。優れた看護管理者の養成実践に携わる看護職者の一人ひとりが、十分に能力を発揮できるように管理・運営ができる人材。先進的な技術や管理体制の導入並びにコストや業務量の視点から看護サービスのレベルの向上を図っていくこと、地域全体の保健医療活動の充実を図っていくことができる人材を養成します。優れた看護教育者の養成看護教育の充実に伴う看護系高等教育機関での教育を担当できる人材を養成します。研究能力を有する人材の養成看護研究の基本的な知識と技術を修得し、研究課題を取り上げ、研究を実施できる人材を養成します。教育研究の目標岩手県立盛岡第四高等学校卒岩手県立大学卒修了生メッセージ028

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