岩手県立大学 入学案内2021
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修了生メッセージ 心理学と福祉の両方を学べ、また地域活動に積極的に取り組んでいる学部であることに惹かれ、社会福祉学部に入学しました。その後さらに学びを深めたいと大学院に進学し、対人葛藤場面における「ゆるし」をテーマに研究を行いました。学部・院ともに、地域と深く関わる活動をしている先生が多いのがこの学部の特徴です。関係機関とのつながりも深く、実習やボランティアなど、県内各地でさまざまな経験ができたのはこの6年間の財産です。院修了後は精神科病院に就職し、1年間の実務経験を経て、昨年臨床心理士の資格を取得しました。現在は「社会復帰支援室」に所属し、就労支援やカウンセリングなどをとおして、患者さんが退院後にスムーズに地域に戻れるようサポートしています。深い学び、幅広い経験ができた6年間安藤 文哉さん 平成29年3月卒 社会福祉学研究科博士前期課程 臨床心理コース修了社会医療法人智徳会 未来の風せいわ病院あんどうふみや 博士後期課程では、福祉コミュニティを構築するための研究開発と、実証的根拠に基づく実践理論・技法の研究に重点を置きます。従来の社会福祉の領域に留まらない発展的視野で研究テーマを再構築するとともに、具体的問題の解決に寄与できる理論構成を探求していきます。博士後期課程 (定員3名)■取得できる学位…博士(社会福祉学)養成する人材像❶多面的な社会福祉分野において、高度なコンサルテーション、リエゾン・コンサルテーションを行う能力を有する人材❷地域や行政に対して、福祉・心理・保健・医療分野でのシンクタンク機能を担うための能力を修得した人材❸岩手県立大学が位置する地域特性を活かし、わが国の同様の特性を持つ地域と連携し、さらには国際的視野に立ち、研究成果を築くことのできる人材❹社会福祉に関わる実践領域、研究機関、教育機関において求められる研究能力と実践能力を兼ね備えた人材教育課程編成の目的と履習方法科目区分基盤科目方法論領域研究理論研究課題研究実  習研究指導修士論文開講時期1年次1年次1年次1・2年次※1・2年次※1・2年次1・2年次2年次             目的社会福祉に関する専門的・実践的研究を理論的に構築する基盤を形成する実証的研究に必要な方法論を修得する主要な教育研究領域の課題、方法、事例等を総合的に学ぶ理論的研究を通して課題を把握し、研究方法と実践技法を学ぶ社会的・実践的に重要な課題への問題解決的アプローチを学ぶ実践・実務と研究技法とをフィールドで結合させて学ぶ各種科目の履修を前提に、修士論文作成を準備する院生各自の個別の研究論文を作成する         履修の方法1科目2単位以上を選択履修選択履修2科目4単位以上を選択履修所属コース向け科目のうち3科目6単位以上を選択履修所属コース向け科目のうち3科目6単位以上を選択履修選択履修2科目4単位必修必修博士前期課程と博士後期課程との連関総合福祉コース臨床心理コース博士前期課程研究方法の修得仮説実践型の理論構築研究指導進路指導福祉実践分野[修士学位または専門職学位]修士論文[他大学における関連分野修了者]修士論文[社会福祉学]リカレント進学[実践と研究の円環性]後期課程へ進学[学際性]後期課程へ進学[相互関連性]博士論文 [社会福祉学]本審査予備審査※原則として前期隔年開講社会福祉特定研究社会福祉総合研究(研究指導)社会福祉学部・社会福祉学研究科047

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