岩手県立大学 入学案内2021
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ソフトウェア情報学部は、データ・数理科学コース、コンピュータ工学コース、人工知能コース、社会システムデザインコースの4つのコースで構成されています。どんな研究活動が行われているのか、研究室をのぞいてみましょう。研究室クローズアップソフトウェア情報学部 高木准教授の研究室では農業高校や小学校と連携し、農地のモニタリングや農作業の様子などを記録して学習に役立てる取り組みを行っています。学生が手がけたシステムを活用することで、より深い学びの場を提供。そのほかに人の思考や判断、表現力などを評価するシステムも研究中で、先生の専門である教育工学の観点から、新しい学びの方法や仕組みを生み出すことを目指しています。データ・数理科学コース 複雑化するプロセッサの効率的な活用について研究している佐藤教授。画像処理用のプロセッサ(GPU)を一般の計算処理に用いるGPGPUを活用し、工場内を自動で走る無人搬送車の開発や、ディープラーニングを使った顔認識、ミニトマトの色づきを判断し収穫時期を見極めるシステムの構築などに取り組んでいます。実社会で活躍できる実践力を身につける学びの場を提供しています。コンピュータ工学コース 伊藤教授は、自動録画した大量の番組の中から、見たいキーワードが発言されている箇所を、音声またはテキストで検索する技術の研究に取り組んでいます。音声認識技術は、世界中でその技術や精度を競い合っている注目の研究分野です。国内外で行われる学会などへの学生の参加も積極的にサポートしており、グローバルな研究活動、経験ができる研究室です。人工知能コース 機械学習や人工知能を研究テーマに、世の中にない仕組みやサービスを既存のツールを駆使したり組み合わせたりしながら世の中に提供する研究を行う堀川教授。コイン電池ひとつで動くスマートタグを開発し、人が持ち歩くことで作業や物流の見える化を実現した「センシング技術」の活用例など、サイバーフィジカルシステム(CPS)の実現に向けた研究に取り組んでいます。社会システムデザインコース高木正則准教授の研究室佐藤裕幸教授の研究室伊藤慶明教授の研究室堀川三好教授の研究室056

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