岩手県立大学 入学案内2021
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教育研究クローズアップ総合政策学部 総合政策学部では、1年次から3年次まで連続する「キャリア・デザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ」の授業を設けています。目指すのは、実社会でも通用するキャリア形成と就業力の育成。授業では、地域の民間企業とコラボレーションした、新商品開発などに取り組んでおり、これまでにも、学生ならではの発想を生かした新商品を世に送り出してきました。 「いずれ飛び込む実社会に学生のうちから触れ、参加することができる授業です。協力企業様からも、購買者層である若い世代の考えや感覚に触れる機会になると期待が寄せられています」と話すのは、総合政策学部長の高嶋裕一教授。学生への教育に止まらず、企業へのサポートをとおして地域貢献にもつなげていきたいと考えています。実社会で通用する「就業力」を育成キャリア・デザイン 滝沢市主催の「たきざわバスまつり」は公共交通に親しみ、利用を促進するためのイベント。滝沢市の交通政策の一環として大学生の意見や企画を採用しようというものがあり、総合政策学部の学生立案の「乗り方教室」や「高齢者マップ」といった企画がイベント内で実施されました。基盤教育科目「学の世界入門」に始まり、最終的に行政や交通事業者との連携でアイデアが実現したことについて、交通・都市計画が専門の宇佐美誠史准教授は「公共交通のような一市民の意見が反映されづらい分野でも、道筋さえつければ学生にも介入の余地はある」と言います。4年間を通して地域課題と向き合い、企画・計画が実行できるような実践的な学びを目指しています。市と連携して公共交通を考えるたきざわバスまつり「総合」の名が示すとおり、幅広い視点から私たちを取り巻く社会や環境の諸問題に対応する力を養う総合政策学部。「現場に学び、現場から学ぶ」をモットーに、研究・教育活動に取り組んでいます。宇佐美誠史准教授高嶋裕一教授070

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