岩手県立大学 入学案内2021
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 家族の転勤で各地に赴任するたびに、自治体によってゴミや廃棄物の処理、リサイクルの方法が異なることに気づきました。息子たちの将来のために母として自分は何をしてあげられるだろうと考え、環境に興味を持つようになりました。 4年前に紫波町議会議員に当選。議員として活動していくなかで公共政策や地方自治についてもっと勉強したいと思い、もともと興味のあった環境分野と合わせ大学院で学ぶことを決意しました。現在は廃棄物の広域化をテーマに、データの分析や聞き取り調査などを行いながら研究を進めています。2年次までに、政策立案につながるような修士論文を書き上げるのが目下の目標です。大学院での学びを、今後の議員活動に生かしていきたいと思っています。大学院での学びを今後の議員活動に生かしたい戸塚 美穂さん 仙台経理専門学校卒博士前期課程2年学生メッセージ博士後期課程 定員…3名 取得できる学位…博士(総合政策)・博士(学術)震災復興や社会問題の解決をリードする、高い知識と専門性を備えたスペシャリストを養成修了要件について養成する人物像❶政策系諸科学の分野を持つ大学、研究所などの機関における研究者❷地域あるいは環境問題への深い学識を踏まえながら、公共政策や経営などの高度な研究能力を発揮し得る、シンクタンクなどにおける実践的研究者❸企業・自治体・NPOなどからの社会人入学者については、政策系諸科学に関する高度の学識を持つ指導的実践者 3年以上在学し、総合政策特別研究Ⅰ・Ⅱ8単位および総合政策特別研究指導科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ12単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査および修了試験に合格すること。              区 分 要件単位数 必修 選択 計総合政策特別研究Ⅰ・Ⅱ(講義科目)(1~2年次)各年次通年1科目(4単位) - 8 8総合政策特別研究指導科目Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(1~3年次)各年次通年1科目(4単位) - 12 12              合 計 - 20 20 急激に変貌を遂げつつある制度的な“社会システム”について、法・行政・経営・経済といった観点から多面的なアプローチを試みます。そして、それらの構造ならびに変動の実態・メカニズムを明らかにします。また、さまざまな分野で行われる政策形成・政策分析・政策評価をめぐる意義や問題点を解明していくのも研究活動の大きな柱です。行政・経営政策研究 “環境・生活者システム”と位置づけられる次元での政策的な諸課題を、身近な暮らし寄りの視点で捉えます。住民生活・地域整備・環境管理などの諸課題を理論的・実証的に明らかにするとともに、それらの解決へ向けた方策を探っていきます。地域社会・環境政策研究研究指導分野本研究科の受験を検討するにあたって※入学ガイドについてはP96~P97をご覧ください※出願予定者は、入学後の研究計画と研究指導領域・分野および指導予定教員との不適合を避けるため、事前相談を行ってください※本研究科では、長期履修制度を設けています。長期履修制度とは、学生が職業を有している等の事情により、標準修業年限(博士前期課程2年、博士後期課程3年)を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し修了することを希望する場合に、その計画的な履修を認める制度です(この制度を利用する場合、授業料は標準修業年限分の授業料に該当する額を長期履修期間に応じて分割納付することになります)。とづかみほ総合政策学部・総合政策研究科081

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