岩手県立大学 入学案内2022
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声かけの方法やベッド移動のほか、優先度を考える多重課題の実践も行われますノースカロライナ大学との間で行っている国際遠隔授業の様子 本学のカリキュラムに「国際看護論」(必須科目)、「国際看護論演習」(選択科目)があります。国際看護の基本的な考え方、異文化理解などを学び、「国際看護論演習」において提携大学である University of North Carolina Wilmington(UNCW)との遠隔授業を受けることや、Washington State University (WSU)での10日間ほどの研修に行くことができます。遠隔授業では、アメリカ、日本の学生が、それぞれの文化、医療などを英語でプレゼンテーションを行い、交流を深めながら英語力の向上や医療相互理解をしています。海外研修費の旅費等は個人負担となりますが、アメリカにおける医療や看護教育に触れ、アメリカの看護学生との交流によって異文化間のコミュニケーションスキルを高める良い機会となっています。1 地域住民ボランティアとの関わり 1、2年生の基礎看護学実習の事前演習や4年生の看護技術統合演習の客観的臨床能力試験に、地域住民からボランティア模擬患者のご協力をいただいています。模擬患者は単に患者として演技するだけでなく、学習者へのメッセージや働きかけを行う重要な役割を担います。模擬患者との関わりの中でケアの本質の何が学べるのか、より教育効果を上げるためにどのような工夫が必要なのかといったことも研究課題となっています。2 国際的な視野と思考力を育成 ワシントン州立大学へは、毎年10日間ほど学生10名程度と教員2名とで訪問し、米国における看護教育や医療現場の実際を学びながら、学生やホストファミリーとの交流を通して国際的視野を育みます。また、ノースカロライナ大学ウィルミントン校との遠隔講義では、それぞれの学生が関心のあるテーマについてプレゼンテーションと意見交換を行うことで、看護を国際的に考える機会となっています。022看護学部幅広い教養を基盤に、看護実践における専門的知識・技術を学んでいくために、岩手県立大学ならではの教育・研究活動が行われています。国際的な活動に興味があるのですが、海外研修などは希望すれば行くことができるのですか?Q.A.「模擬患者」を活用した教育国際交流看護学部Q&A看護学部をもっと詳しく知るために、よくある質問に答えます。教育研究クローズアップ

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