岩手県立大学 入学案内2022
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052 最先端の知識や技術を学べる上に、実践の場がすぐそばにあり、実際の社会問題や課題の解決に取り組めるのが、この学部の強みであり魅力だと思います。 ゼミではAR(拡張現実)について研究しており、ARを用いて障がいを持った人の課題や悩みを解決するアクセシビリティの実現を目指して、日々勉強・研究に取り組んでいます。学部での学び以外にも、子ども向けのプログラミング教室を開いたり、ベンチャー企業を興したり、キャンパス・アテンダントや復興ボランティアに参加するなど、様々な活動にも関わってきました。人との出会いを通じて考えも深まり、自分自身が変わっていく貴重な経験となっています。ソフトウェア情報学部4年北海道旭川商業高校卒やまだ山田 尚さん「数理情報技術」の探求と地域社会に貢献する人材の育成 「AI(人工知能)の進歩によって、約半数の人がロボットに仕事を奪われる」というショッキングな話があります。ところで、言われているこれらのことは、どこまで正確なものでしょうか? この質問に答えるためには、新しい技術を知り、それを使ってみるだけでは不十分であり、その技術がどのようして動作しているのかという仕組みや原理を学ぶこと、また、その技術が必要とされる社会における背景や目的を知ること、さらにその技術の先にどのような発展があるのかを予想し、考えることが求められます。そしてもう一つ大事なことは、プロを負かすような一手を打つ囲碁や将棋のAIでさえも、その中身は小学校から高校までに学んできた基本的な算数・数学で説明できるということです。 ソフトウェア情報学部・研究科では、数学を基盤とするコンピュータやソフトウェアの技術のことを「数理情報技術」と呼び、人と数理情報技術が調和した豊かな社会の発展と高度化に寄与する人材の育成を目指し、特に実学・実践に重きをおいた教育と研究を行っています。 現代社会の課題を数理情報技術によって解決することを目的に設置された4コースの専門分野において深い知識と経験もつ教員と一緒に教育・研究を行うことで、上に挙げた質問の答えが一通りではないことに気づくはずです。我々のソフトウェア情報学部・研究科で、最先端である数理情報技術を使ってあなたなりの答えを探してみませんか。岩手県立大学ソフトウェア情報学部学部長・研究科長 亀田 昌志たかし知識や技術の習得を超えた学び。実践の場がすぐそばに。学部長からのメッセージ自らの適性・関心を見極めながら、自らの専門分野を選択ソフトウェアソフトウェアソフトウェア情報学 ソフトウェア情報学

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