看護学部 学部長・研究科長高校までに培われる学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を伸ばします。特に1年次の基盤教育科目「基礎教養入門」を通じて学ぶ「技法(アカデミックスキル)」を修得することで、その後の学修につなげます。自己および他者に深い関心を持ち、身体的、精神的、社会的側面から人々の健康を捉え、看護の対象が望む生活の実現に向けて、基盤教育科目、専門科目で得た知識を基盤に科学的根拠に基づいた看護の実践を学修します。実習は授業であり、教員が常在するなど実習施設と深い連携を図り、充実した教育につなげています。4年次に取り組む「卒業研究」は、自ら追究したいテーマを定め、科学的手法を用いて明らかにするプロセスで、4年間の集大成です。現場との調整力、データや文章で自分の考えを表現する力、根拠を持って説明する論理力なども学修できます。また、この経験は医療の現場で働く際の課題解決に役立ちます。全卒業生は「看護師国家試験受験資格」を得られます。また、選択した学生には、保健師、助産師の国家試験受験資格、養護教諭一種免許状のいずれかを取得できるカリキュラムが用意されています。卒業時には学士(看護学)の学位が授与されます。学術的基盤に裏付けされた学位・資格は、卒業後の充実したキャリア形成のための強みとなります。看護学は、人間の命や健康そして生活を支える、人間科学を基盤とした学問として発展を続けています。多様な存在である人間を深く理解し、寄り添い、その人に合った健康支援を実践する看護専門職は、これからも社会のあらゆる場で活躍が期待されています。看護学部では、1年次から大学での学びを保証するアカデミックスキルを修得します。そのうえで科学的知識に裏付けられた看護実践能力、対象を尊重した深い倫理観や豊かな感性を育成できるようにカリキュラムが構成されています。そして開学から24年看護教育や研究に一緒に取り組んできた県内さまざまな医療施設等で臨地実習を行い、主体的に看護を実践する能力を修得します。看護学部には多くの笑顔と夢があふれています。さらなる看護学発展のために皆さんと共に学び合えることを楽しみにしています。023Features11「学ぶための学び」を通じて論理的思考力のある人材を育成Features22対象を尊重する人間力の涵養と科学的根拠に基づいた看護実践Features33「卒業研究」を通じて得られる課題解決のための看護スキルFeatures44取得できる資格と学位Messageアカデミックスキルをもとに看護実践能力を身につける主体性とより良い看護を提供する力を育み地域の医療に欠かせない存在に看護学部では、幅広い教養と科学的根拠に裏付けられた論理的思考力や創造性の涵養、確かな知識に基づく課題発見・解決能力など、生涯にわたり看護学を探究する能力を養います。高度化、多様化、専門化する医療や、変動する社会のニーズに対応できる人材を育成するため、より実践的で体系的なカリキュラムを編成しています。福島 裕子学びの特徴
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