岩手県立大学 入学案内2023
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看護学に必要な基礎知識として、看護の対象となる人間の心身のつくりとはたらき、看護学の理論、科学的根拠に基づいた看護技術の原理・原則について、主に1年次、2年次の講義や演習、実習を通して学びます。基礎看護学では、これらの知識・技術・態度を統合し、看護学の基盤づくりを目指します。女性やその家族の生涯にわたるリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖の健康)と看護を学びます。そして、妊産婦や出産後の母子とその家族を対象とした女性のセルフケア向上や新たな家族形成に向けた看護に必要な知識や技術を、講義演習、臨地実習を通して学び、母性看護学が担う社会的役割について考察を深めます。子どもと家族を対象とし、成長発達と子どもの権利、家族心理や家族機能を踏まえたケア、子どもと家族の力を引き出すケア、成人への移行期ケアを含めて学びます。さらに、専門知識に基づき、病院や施設での実習を通して、実践的なケアを深めます。成人を対象として、看護を必要とする人や家族が、健康的に暮らせるためのケアについて学びます。専門知識に基づいて対象者の健康状態や生活環境を見極め、必要な看護を考え、確実にケアを実践するための能力を養います。看護教育論は、看護教育制度の歴史、現状の看護教育の課題、また看護職として継続的に学ぶことの意義を学びます。これからの看護職にとってどういった教育が必要か、「これまで学習者であった学生が、次世代を担う看護職を教育する」という観点から看護教育を考えていきます。高齢者を取り巻く社会を幅広く捉え、あらゆる健康段階にある高齢者への看護を展開できる基礎的な知識と看護技術を、講義や演習、実習を通して理解を深めます。また、対象者の個別性を反映した健康問題の理解に基づき、いきいきと暮らす高齢者を支える看護を学びます。精神の健康問題を持つ人を全人的に理解することを基本的な態度とし、実習体験を通して、精神の健康問題を持つ人への看護と、地域社会の支援活動の実際を理解し、精神看護学の知識と技術、態度の統合を目指します。地域で暮らす人々の健康を支える看護について、講義や演習を通して学びます。実習は、保健所・訪問看護ステーション・地域包括支援センター等で、在宅で療養している方とその家族の生活を理解し、社会資源の理解を深めながら地域で生活している人々の健康を支えるしくみを学びます。看護管理学は、主に医療機関における看護部門の組織構造・教育システム・キャリア形成等についての教育研究を行っています。写真は、近代看護管理の歴史の授業で、史料を用いてF.ナイチンゲールと日本の看護管理を比較しているところです。看護研究の基礎的な知識について講義と演習を通して学びます。看護研究の意義と研究倫理に基づいた研究の過程について基礎的な事項を理解すること、看護実践において見出した課題や疑問を研究として取り上げ、研究的手法により問題解決をする方法について関心と理解を深めます。027教育・研究分野看護学部の基礎看護学をはじめとする教育・研究分野を紹介します。基礎看護学母性看護学小児看護学成人看護学看護教育学老年看護学精神看護学地域看護学看護管理学看護研究入門

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