岩手県立大学 入学案内2023
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博士前期研究科研究室  研究室  研究室  研究室  研究室  研究室  研究室  研究室  学部今後、ますます成長が期待されているビッグデータ、IoT、ロボット、ドローン、AIなどの先端技術分野で新しいモノやサービスなどを研究・開発・管理できる人材育成のため、学部・研究科に以下の4つのコースを設けています。1年次はコースに属さずにコンピュータサイエンスの基礎を学び、2年次にいずれかのコースに属し、さらに3年次からは研究室(各研究室教員1名)に属し、コースにおける専門性を高め、4年次からは卒業研究に取り組みます。コースや研究室は年次進行とともに自らの適性・関心を見極めながら選択することができます。さらに、学部で学修した専門分野を発展させた深い専門知識に加えて学際的な知識の修得も可能となるように、先行履修制度を設ける等、学部と研究科博士前期課程(修士)の接続を円滑にする6年制の一貫教育カリキュラムを展開しています。ソフトウェア情報学部学部長・研究科長亀田 昌志データ・数理科学コース日常生活や産業活動のさまざまな場面で発生したデータは、情報システムを通じて蓄積されビッグデータと呼ばれ暮らしの向上に貢献しています。また、情報の安全な利用に必要な高度なセキュリティを保つためには、さまざまなデータの膨大な組み合わせを考慮する必要があります。大量のデータの解析や暗号の組み合わせには数学をベースとした理論群が用いられ、これらは現代社会ではなくてはならない存在です。本コースでは、数学や統計学を中核とし、これらの応用を通じて生活や産業の発展を支える技術を学びます。このコースで学んだ学生は、一般的なシステムエンジニアの他にセキュリティエンジニア、データサイエンティスト、高校教員等の専門に特化した分野での活躍が期待されます。コンピュータ工学コースコンピュータやネットワーク技術の発展とスマートフォン、タブレット等の携帯端末や各種センサーの普及により、あらゆるデータがIoT技術によりクラウドサーバーに集められ、処理された結果がドローンやロボット等により現実社会にフィードバックされるようになってきています。コンピュータ工学コースでは、これらの仕組みを理解し、組込み機器、サーバー、ネットワーク等の上で効率良く安全に処理するための技術を学びます。このコースで学んだ学生は、自動車や各種制御機器等の組込みシステム、大規模分散システム、セキュリティシステム等に関わる分野での活躍が期待されます。今や日常生活のなかにもAI(人工知能)は深く関わってきていますが、AIにできること・できないことは一体何でしょうか?この質問に答えるためには、新しい技術を知り、それを使ってみるだけでは不十分であり、その技術がどのようにして動作しているのかという仕組みや原理を学ぶこと、また、その技術が必要とされる社会における背景や目的を知ること、さらにその技術の先にどのような発展があるのかを予想し、考えることが求められます。さらに興味深いことは、プロを負かすような一手を打つ囲碁や将棋のAIでさえも、その中身は小学校から高校までに学んできた基本的な算数・2年1年4年3年2年1年今後の超スマート社会では、このような技術がより多様な場面で使われることが予想され、このコースで学んだ学生は、将来はソフトウェアエンジニアやAIエンジニアとして多方面での活躍が期待されます。人工知能コース自動車の自動運転システムや、監視カメラ映像を用いた防犯システムには、物体を検出・認識するための画像処理技術や、画像の内容を解析・判断するための人工知能や機械学習の技術が使用されています。人工知能コースでは、これらの技術がどのような仕組みで動作しているかについて原理的なところからそれらの応用までを学びます。社会システムデザインコース現実空間とサイバー空間の相互連関によるデータ駆動型社会を目指す超スマート社会を実現するため、IoT・ビッグデータ解析・AI等、さまざまな技術を活用した新たな製品・サービスを生み出すことが期待されています。社会システムデザインコースでは、社会課題を解決するためにICTをどのように活用するかについて学び、人間中心アプローチやデザイン思考などの課題解決方法やアプリ制作技術のみならず、クラウドや機械学習等の幅広い領域を学習します。将来は、システムエンジニアやプロジェクトマネジャー等、幅広い分野での活躍が期待されます。数学で説明できるということです。ソフトウェア情報学部・研究科では、数学を基盤とするコンピュータやソフトウェアの技術のことを「数理情報技術」と呼び、人と数理情報技術が調和した豊かな社会の発展と高度化に寄与する人材の育成を目的とした教育と研究を行っています。ソフトウェア情報学部の特徴を示した4コースの専門分野において深い知識と経験をもつ教員と一緒に教育・研究を行うことで、上に挙げた質問の答えが一通りではないことに気づくはずです。我々のソフトウェア情報学部・研究科で、最先端である数理情報技術を使ってあなたなりの答えを探してみませんか。057高専専攻科他大学社会人留学生大学院入学短期大学高等専門学校専門学校他大学編入学(3年次)高校社会人学部入学 進学データ・数理科学コースコンピュータサイエンスの基礎コンピュータ人工知能コース工学コース修了卒業社会システムデザインコース自らの適性・関心を見極めながら、自らの専門分野を選択Message「数理情報技術」の探求と地域社会に貢献する人材の育成学びの特徴コース制の導入と6年一貫教育への展開

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