ウゾウ_Fileウゾウ_File082総合政策学部3年の高橋静香さん、齋藤楓さん、海老澤瑠維さん、五郎丸千尋さんの4人は、1年次から現在も紫波町の日詰商店街で地域の方々と一緒に商店街を盛り上げる活動に取り組んでいます。この事業は岩手県盛岡広域振興局と紫波町が支援するもので、4人は「ヨソ者である学生が、紫波町の人々と協働し、日詰商店街の活性化に向けた方策を検討する」をコンセプトに活動をスタートさせました。住民に対するヒアリングで、商店街への人の流れが減少している実態を把握した学生たちは、人の流れを呼び込むため、2021年6月の朝市に、大学のさんさ踊り実行委員会と協力してさんさ踊りを披露し、来場者と一緒に踊ることで商店街を盛り上げました。その結果、通常の来場者が300人前後であるのに対し、この日の来場者は1000人前後で、翌月以降も以前より多くの人が来場するようになったそうです。また、同年7月には子どもたちをターゲットに駄菓子を売るイベントを実施したところ、近隣へのチラシのポスティングも功を奏し、多くの親子連れが集まりました。家族での来場者も多く、目指していた「人の流れ」を呼び込むことができました。「活動を通じて、さまざまな立場に立って考え行動することの重要性を学んだ」と海老澤さん。4人は、「商店街とつながりができたので、今後も機会があったらお手伝いしたい」と考え、現在でも日詰商店会の方々と精力的に活動を継続しています。総合政策学部では毎年「キャリア・デザインⅢ」の授業で、地域の民間企業とコラボレーションした商品開発などに取り組んでいます。2021年度は同授業を受講する3年生(現4年生)113人がチームに分かれて、盛岡駅ビルフェザンとJA全農いわてと協働で、「『いわて牛』が地元・ゆかりの人に愛される仕組みを考えよう!」をテーマに企画を立案。その後は、有志14人が企画、広報、デザイン、コミュニティの4つのグループに分かれ、「いわてアグリキャンペーン2021」を企画考案し、10月30日に実施しました。このキャンペーンは、チーム企画の中で優秀賞に選ばれた「いわて牛牛っと弁当」をフェザンで販売するほか、クイズや塗り絵などでいわて牛の魅力をPRしたもの。こうした活動を通じて学生たちの企画提案が実現することは、学生の就業力の形成にもつながっています。ソウゾウAction紫波町日詰ゼミいわてアグリキャンペーン2021地域に・自身に・仲間に・未来に、さまざまなソウゾウを!総合政策学部の学生が自発的にソウゾウしている活動を紹介します。ソソ0101ソソ0202
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