岩手県立大学 入学案内2024
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ウゾウ_Fileウゾウ_File082総合政策学部4年の高橋静香さん、齋藤楓さん、海老澤瑠維さん、五郎丸千尋さんの4人は、1年次から、紫波町の日詰商店街で地域の方々と一緒に商店街を盛り上げる活動に取り組んでいます。この事業は岩手県盛岡広域振興局と紫波町が支援するもので、4人は「ヨソ者である学生が、紫波町の人々と協働し、日詰商店街の活性化に向けた方策を検討する」をコンセプトに活動をスタートさせました。住民に対するヒアリングで、商店街への人の流れが減少している実態を把握した4人は、人の流れを呼び込むため、2021年6月の朝市に、大学のさんさ踊り実行委員会と協力してさんさ踊りを披露。また、7月には子どもたち向けに駄菓子を売るイベントを実施して商店街を盛り上げました。さらに、2021年の冬から春にかけては、商店街の5店舗の店主の魅力を紹介するパンフレットを作製しました。店の商品やサービスではなく、店主など「人」に焦点を当てて紹介しているのがポイント。完成品は商店街の人たちから喜ばれ、町内の図書館や複合商業施設にも設置されました。パンフレットの取材は全員が、デザインは高橋さんが、記事執筆は他の3人が担当。ふだんから趣味でポスターやフライヤーなどのデザインを行い、卒業後はデザイン関係の仕事を希望している高橋さんは、「パンフレットのデザインは初めてだったので、貴重な経験になった」と話します。また、他の3人も、「話をまとめたり文章を作成する経験は、個々のスキルアップにつながった」とのこと。今後は後輩への継承も視野に入れながら活動を続ける予定です。総合政策学部では毎年「キャリア・デザインⅢ」の授業で、地域の民間企業とコラボレーションした商品開発などに取り組んでいます。2022年度は同授業を受講する3年生(現4年生)116人がチームに分かれて、盛岡駅ビルフェザンと株式会社サロンドロワイヤルと協働で、「陸前高田とつなぐ、新たな銘菓の創出と発信〜ピーカンナッツと陸前高田市の魅力を掛け合わせ新しい銘菓をつくろう〜」をテーマに商品を企画。7月からは有志19人によるプロジェクトが発足し、最終審査会で商品化が決まったジャムの広報やレシピ作成、パッケージデザインなどに取り組みました。「企業様と活動するなかでビジネスマナーが身につきました」と、プロジェクトの企画・広報チームのリーダー・佐々木りのさん。このように活動は就業力の養成にもつながっています。ソウゾウAction「みよしぜみ」FES”AN×STUDENTスマイルチャージいわてプロジェクト地域に・自身に・仲間に・未来に、さまざまなソウゾウを!総合政策学部の学生が自発的にソウゾウしている活動を紹介します。ソソ0101ソソ0202

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