岩手県立大学 入学案内2026
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Faculty of Social Welfare/社会福祉学部・社会福祉学研究科Faculty of Social Welfare047日野原 由未 准教授の研究室福祉政策系藤居 由香 教授の研究室三品 竜浩 講師の研究室若林 陽子 講師の研究室田村 達 教授の研究室コミュニティ福祉系臨床福祉系生涯発達支援系福祉心理系|ようこそ研究室へ|ギリスの福祉国家体制を研究しています。イギリスは「ゆりかごから墓場まで」のスローガンで知られる福祉国家ですが、それを支えているのが、旧植民地からの医師などの専門職の移民です。第二次世界大戦以前の植民地や英連邦という国家間の結び付きを利用し、法令やサポート体制を整備「福祉×住環境」のテーマで「住生活支援(住居学)」と「地域居住環境(都市計画・まちづくり)」のの魅力として、「仕事で専門性を発揮できるうえ、自宅での生活にも活かせる」点を挙げます。ゼミでは、聞き取り、住宅調査、寸法測定、音や光など所で勤務経験のある三品講師の主な研究領域は、「司法精神保健福祉」。罪を犯した精神障がい者の社会復帰と「地域との共生」を目指し、「障がい当事者本人もできる範囲で地域と向き合い、一市民として生活するための準備」が必要であり、そこに必要な支援について研究,実践しています。「共生は、は、「絵本を使った戦後の保育実践の歴史」。就学前の乳幼児期に着目し、その時期の発育に大切であるとされている絵本が、保育の現場でどのように使われていたかを研究しています。具体的な研究対象は、絵本の読み聞かせが始まった1950~1960年代の絵本。「この時期のステレオタイプを専門に研究している田村教授。具体的には、「人が他者を攻撃するとき、あるいは、それを思い止めるときの心のはたらき」がと話す田村教授。それは心理学が、世の中のさま日野原准教授は、「移民」というキーワードでイ住宅と地域の居住性を高めることを目的に、研究に取り組んでいる藤居教授。住環境の学び精神科クリニックや生活訓練事業所、保護観察教育学部出身の若林陽子講師の研究テーマ社会心理学の中でも特に、攻撃、差別、偏見、研究テーマです。「心理学のおもしろさは、他人の心のはたらきを『わかった気になれる』こと」しながら、専門職の移民を受け入れてきたのです。「物事にはすべて理由や背景がある。表面だけでなく、歴史など目に見えない部分にも意識を向けてほしい」と日野原准教授。ゼミでは、「国際比較」の領域で自由なテーマでの研究・論文執筆が可能です。環境要素の測定、アンケート調査といった多様な調査方法を取り入れており、「自分で確かめて結果を考察する力」の修得につながるとのこと。また卒業論文は、「いかに業界人を育てるか」を意識し、就職志望先と関連のあるテーマで指導しています。障がい者本人と地域の両者にとってプラスになる。地域がもっと『生き直す』チャンスを与えてほしい」と三品講師は訴えます。今後は研究の傍ら、加害者家族の心理的サポート支援を予定しているほか、これまで在日外国人、発達障害や不登校の子どもなどの支援も行ってきたことから、ゼミではメンタルヘルス全般の現場に即した学びが可能です。保育者が絵本という新しいものと出合ったときにどんな保育が生まれたか、という研究は、タブレットなど新しいものが取り入れられている現代の保育現場でも役立つはず」と若林講師。学生には、「社会の制度など今あるものに疑問を持ち、相対的に捉えてほしい」と伝えています。ざまな現象をつくりだす「心のはたらき」を実験などで測定し、論理的に実証していく、科学的な学問であるからです。ゼミではこうした理論を現実に当てはめて説明することが求められており、研究の社会への活用や、「自分の頭で考える力」の修得が期待できます。福祉政策系・コミュニティ福祉系・臨床福祉系・生涯発達支援系・福祉⼼理系の5つの教育系に分かれる社会福祉学部。それぞれに特色ある研究活動が行われています。

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