医療職とは異なる立場で患者や家族を支える学校という場について深く研究したいと進学相談援助技術を活かし市民の要望をヒアリング生産活動や職業訓練のほか生活課題解決にも取り組む伊田小佐Faculty of Social Welfare/社会福祉学部・社会福祉学研究科Faculty of Social Welfare市役所職員職業指導員医療ソーシャルワーカー大学院生藤 遣中 理笠原 綾藤 穂乃花さん049蔵さん子さん香さん|卒業生メッセージ!|親戚が難病を発症したことをきっかけに、「福祉」が生活に密着した学問であることを知り、進学を決めました。今の職場を選んだのは、故郷に恩返しをしたかったから。市役所の業務は市民の生活に密着しており、幅広い世代の方の生活をサポートできると考えました。現在は危機管理課の消防防災チームに所属し、主に消防団に関する事務を担当しています。業務では消防団や地域住民の方の要望をヒアリングする機会があり、大学で学んだ相談援助技術が役立っていると感じます。今後も市民の声を聞き、寄り添うことで、住みやすい地域づくりに貢献していきます。高校でのボランティア活動で障害福祉に関心を持ったこと、社会福祉士の資格を取得できることが、岩手県立大学を志望した理由です。障害者支援施設でのソーシャルワーク実習を機に、障がい者の就労・生活支援に携わりたいと考え、現在の職場に就職。職業指導員として、利用者の方の適性や希望、心身の状態を汲みながら生産活動や職業訓練を行っています。また、「生活あってこその就労」と考え、時には他の機関と協働で利用者の方の生活課題の解決にも取り組んでいます。利用者の方がより安心して相談できるよう、相談支援専門員になることが今の目標です。県立病院の医療ソーシャルワーカーと出会い、それが医療職とは異なる立場で患者や家族を支えることができる職業と知り、自分の目標になりました。入学後は公務員試験対策のほか、社会福祉士と精神保健福祉士の資格も取得するために勉強。4年次には卒業論文や就職活動もあり大変でしたが、「やることリスト」を作成してスケジュールを立てて取り組む、という手法を身につけ、乗り切りました。仕事は主に、医療・福祉諸制度の説明や退院支援です。大学で学んだ制度や根拠法、アプローチ法、自分のコミュニケーションの癖などを、実践に活かしています。児童福祉の分野に興味を持ち、子どもたちへのアプローチを「個人」と「環境」の2つの視点から深く学べる岩手県立大学を志望しました。学ぶなかで、子どもたちの周囲の環境へのアプローチをより深く研究したいと考えるようになり、スクールソーシャルワーカー養成課程のある研究科に進学。スクールソーシャルワーカーに同行して実習を行いながら、子どもたちが多くの時間を過ごす学校について研究しています。大学院は学部よりも学生数が少ない分、院生同士や教員とのつながりが強い点が魅力のひとつ。卒業後は子どもたちと関わる仕事に就きたいです。いとうけんぞうたなかりこおがさわらあやかさとうほのか会津若松市役所令和5年3月社会福祉学科卒[福島県立会津高等学校出身]社会福祉法人 自立更生会 就労継続支援B型事業所 盛岡アビリティーセンター令和6年3月社会福祉学科卒[秋田県立秋田北高等学校出身]岩手県立宮古病院平成30年3月社会福祉学科卒[岩手県立釜石高等学校出身]岩手県立大学大学院社会福祉学研究科令和5年3月人間福祉学科卒[岩手県立久慈高等学校出身]社会福祉学部で学び、自分の進むべき道を見つけた卒業生たち。大学時代に得た学びや学校生活の思い出、そしてこれからの目標を聞きました。01020304
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