岩手県立大学 入学案内2026
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裁判や刑罰を左右する「捜索・差押え」に着目「現在バイアス選好」が年金政策にもたらす効果とは外来種アメリカザリガニの生態解明と駆除方法を研究Faculty of Policy Studies/総合政策学部・総合政策研究科Faculty of Policy Studies081|教育研究 Pick Up!|開発したザリガニ捕獲用のアタッチメントアタッチメントを市販のカゴトラップへ完成したトラップ刑事事件の捜査から裁判までの刑事手続きについて定めた「刑事訴訟法」。その中でも、証拠獲得の手段である「捜索・差押え」に着目し、この行為を規律するルールについて研究しています。その際、「被疑者の人権の保障」と「捜査の必要性」という2つの視点のバランスを心がけています。「現在バイアス選好」とは行動経済学で使われる言葉で、将来得られる利益よりも目先の利益を過大評価する傾向のこと。中坊講師はこれをマクロ経済学に取り入れ、個人が「現在バイアス選好」を持つ場合、公的年金政策が国の経済成長や経済厚生にどんな効果をもたらすかを研究しています。農業土木学が専門の鈴木准教授は、水生動物の保全を目的とした田畑の整備工法を研究しています。水田に穴を掘り、水生動物を捕食する外来種のアメリカザリガニの生態解明と駆除方法の研究もその一つ。市販品を活用して効率的な駆除ができるトラップ(罠)を開発し、現在特許申請中です。刑事訴訟法・刑法伊藤 徳子 講師現在バイアス選好がマクロ経済に与える影響中坊 勇太 講師水生生物の保全を目的とした工法・手法の提案鈴木 正貴 准教授「総合」の名が示すとおり、幅広い視点から私たちを取り巻く社会や環境の諸問題に対応する力を養う総合政策学部。「現場に学び、現場から学ぶ」をモットーに、教育・研究活動に取り組んでいます。Education/ResearchPick Up!Education/ResearchPick Up!Education/ResearchPick Up!010203

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