三Faculty of Policy Studies現代社会の複雑化する諸問題を解明し根本的な解決を図るため、複数の学問分野の要素を取り入れた研究指導で、複眼的で独創的な視座からの知識・手法の修得を目指します。森林環境教育の研究を深めることで、子どもたちが自然に親しみ地域とつながる環境を支えたい。宅 真佐子さん[博士前期課程]博士前期課程滝沢・アイーナキャンパスでの昼夜開講制本研究科の受験を検討するにあたって・出願予定者は、入学後の研究計画と研究指導領域・分野および指導予定教員との不適合を避けるため、事前相談を行ってください。・本研究科では、長期履修制度を設けています。長期履修制度とは、学生が職業を有している等の事情により、標準修業年限(博士前期課程2年、博士後期課程3年)を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し修了することを希望する場合に、その計画的な履修を認める制度です(この制度を利用する場合、授業料は標準修業年限分の授業料に該当する額を長期履修期間に応じて分割納付することになります)。・詳細については大学院ホームページをご覧ください。長い間、県職員として林業に携わる傍ら、子どもたちの自然体験をサポートしてきました。岩手には森林環境教育を行うさまざまな団体がありますが、彼らの活動状況や抱えている課題などを調査・研究することで、より良い体験教育のあり方を探りたいと考え、退職後に大学院に進学。地域とのつながりを意識した森林環境教育がより一層重要になると予想されるため、特徴的な活動をしている団体へのインタビューを行い、そこから課題を洗い出しながら、解決の道筋を明らかにしていきたいと考えています。大学院では、自分の専門以外にも幅広い学問を学べるので知的好奇心が刺激されますし、学ぶ楽しさを改めて実感できます。また、同級生たちのそれぞれの研究も興味深く、自分が研究を進める上での励みになっていると感じます。まだ手探りの状態ではありますが、大学院での研究を通し、少しでも子どもたちが自然に親しめる環境を整え、社会の森林・林業に対する関心を高めていければと思っています。みやけ086まさこ❶法律・行政・経済・経営や環境・地域社会に関する専門的知識の修得を目指す人❷公共政策や経営方針の策定や、その適切な実施・評価ができる専門性を修得したい人❸NPO・NGOなどで活躍しながら、さらに幅広い見識を修得し、高度な専門職能を発揮したいと考えている人❹地域振興(震災復興を含む)に関する調査研究を通じて、地域社会に貢献したい人❺社会人としての実践・実務経験と学問・理論体系を接続させることにより、さらなるステップアップを図りたい人[学生が修了までに身につけるべき能力]❶自然や社会における現象の中から問題を発見し、適切な研究課題を設定できる❷急激な社会等の変化を敏感に察知し、又は先んじて自らの行動や研究テーマを柔軟に変えることができる❸問題に対して専門的な調査分析を行い、理解を深めることができる❹問題の解決のために、自らの専門分野だけではなく、他の分野の視点を踏まえた総合的な思考ができる❺思考の結果を適切な方法で第三者に伝えることができる博士前期課程においては、学生は「公共政策」「企業経営」「地域社会・環境」の各分野にわたる研究テーマを参考として、自らの研究テーマを設定します。そのうえで、自らの研究テーマにあった指導教員を選択します。学生は自分の研究テーマを探求するための基幹的な専門知識を修得するために、指導教員と相談をしながら「総合政策基幹科目」を選択し受講します。また、「総合政策演習」においては、指導教員が関連する分野の教員とチームを作り集団で総合的な演習・指導を行いつつ、「総合政策研究指導」において最終的に修士論文を作成します。さらに、働きながら専門知識を身につけたい学生等の利便を図るため、すべての科目を滝沢キャンパス及びアイーナキャンパスにおいて昼夜開講します。なお、修士論文は以下の基準を満たすことが求められます。1)研究テーマの設定の適切さ2)研究テーマと論述内容の整合性3)資料・先行研究の取扱いの適切さ4)論旨の一貫性5)論文構成の体系性6)論述・表現の適切さ[岩手県立盛岡第一高等学校卒/岩手大学農学部卒] 総合政策研究科 博士前期課程働きながら学ぼうと考えている社会人などを対象に、滝沢キャンパスと盛岡駅前(西口)にあるアイーナキャンパスの双方で、昼夜開講制を導入しています。[統合時間割]月~金曜:1~7時限●6時限/18:00~19:30●7時限/19:40~21:10APアドミッション・ポリシー(求める学生像)DPディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)CPカリキュラム・ポリシー総合政策研究科(大学院)
元のページ ../index.html#86