岩手大学 教育学部 学部案内
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実習体験記REPORT 教育実習が始まる前、私は実習に対してあまり良いイメージがなく、ただ辛い一か月になるのだろうと思っていた。しかし、実際に教育実習が始まるとこの予想は見事に覆された。子どもたちと過ごす毎日は実に鮮やかで、子どもたちのために授業づくりに向き合う日々はとても充実しており、一か月はアッという間に過ぎていった。大学での講義によって頭に貯金されていた知識たちが、やっと使われ始めているという感覚があった。 一つの授業をつくるには、相当なエネルギーが要る。そして当然のことであるが、子どもたちに授業をするにはとても大きな責任がともなう。私は教育実習中いつも、頭の中で授業のリハーサルをしていた。風呂に入っている時、料理をしている時、自転車を漕いでいる時など、何度でもリハーサルをした。そしてどんな時でも私の頭の中には実習学級の子どもたちの顔があり、子どもたちの存在が私の原動力となっていた。自分はいったい誰のために頑張っているのか、それが明確だったから、私はどこまででも頑張ることができた。毎度、授業が終わると子どもたちが「先生! 授業、楽しかったよ!」と声をかけてくれた。子どもたちのこの言葉が聞きたくて、より良い授業をつくろうと課題設定や発問の仕方、板書の仕方に工夫を凝らした。実習担当の先生方からは手厚いご指導を頂き、教生仲間とは毎日熱い議論を繰り広げながらより質の高い授業をつくり上げていった。 このエッセイのタイトルでもある「琢同時」は、実習の初日に校長先生から頂いたお言葉である。鳥のひなが卵からかえる様子をなぞらえたこの言葉には、内から出ようとしなければ、外から助けてもらうことはできない、という意味がある。この言葉は実習中の私を支え、実習が終わった今も、勉学に向かう私を励ましている。自ら成長していこうという意欲を枯らすことなく、これからも成長を続けていきたい。学校教育教員養成課程小学校教育コース英語サブコース藤森 遥小学校「琢同時」藤森遥藤藤藤森森遥遥藤藤藤藤森藤森藤森森遥遥遥遥 私にとって特別支援学校での教育実習は、教育に対する視野が広がったとても貴重な経験となった。子供たちと共に活動に取り組んだ二週間は、「変化」と「改善」と「積み重ね」の日々であり、実習後も学校に行きたいと思ったほど、とても充実した時間であった。 特別支援学校での実習を振り返ると、一つの授業や活動を、子供たちと先生方、教師である実習生の仲間たちとみんなで一緒に作り上げてきたという印象が強い。特別支援教育の特徴でもある「チームティーチング」を実践し、仲間と一緒にそれぞれの視点を持ち寄って、子供たちのより良い活動を目指して授業や支援を考えることにとてもやりがいを感じた。そして、様々な視点からの意見や考えを聞くことによって、自分だけでは気づくことができなかったことにたくさん出会うことができた。仲間と学びを深め合った、かけがえのない時間であったと感じている。 これまで小学校教員を目指していた私は、特別支援教育コースでの学びや特別支援教育実習での経験を経て、小学校の特別支援教育推進枠を受験した。通常の学校・学級でも特別支援教育の重要性が認識されているという現場の実態を受けて、大学での学びを生かし通常学校での特別支援教育の推進という役割を担っていきたいと思っている。この道を選択することを決意したのは、大学で特別支援教育の重要性を学び、実習でその魅力に触れることができたからだ。現場に出てからも、大学での学びを糧とし、更に教師としての自分を高められるよう学び続けていきたい。学校教育教員養成課程特別支援教育コース栃内 涼花特別支援「学び合う魅力」や仲仲象象ー持持持業業業ててくく栃内 涼花栃栃栃栃内栃内栃内内涼涼涼涼涼花花花涼花栃栃内栃内涼涼花涼花 教育実習を終えて、私は多くのことを学びました。この経験は自分の中でとても大切な経験だったと感じています。これまで私は教育学部の授業を通して教師と言う仕事を理解してきているつもりでした。しかし、実際に教師の立場になって教壇に立つと、教えることの難しさや細かいところまで気を配らなければならないことの大事さなど現場のみでしか経験できないことを実感し、自分に教師として足りないところがあると明確になりました。実習を終えた後、教師になるためにも自分が足りなかったところを改善しようと思い、採用試験に向けて今勉強に励んでいます。 実習では生徒たちのことをずっと考えていました。私は理科の授業を教えていましたがどうすれば生徒がこの授業を通してその現象を理解してくれるのか、現象に対してはじめにどう考えているのか、より理解を深めるためにどのような発問をしたら良いか、また課題はどうしたら良くなるのか等生徒の考える力を伸ばすために多くのことを考えて授業を作り、実践していきました。しかし、実際に考えたとおりにはうまくいかなくて、失敗が多かったです。それでも自分の授業を通して生徒が理解を深めてくれたときはとてもやりがいを感じました。また授業を作る上で実習校の先生方や、周りの仲間たちに沢山サポートしてもらいました。授業に対して、アドバイスをもらったり、自分がする授業の良かったところを明確にしてくれたりと様々なサポートを受けて、それらを次の授業に活かしていくことで日に日に良い授業ができるようになっていたと感じました。 この教育実習は一生忘れられない経験でした。これからの日々の学びを大切にしてよりもっと生徒の力を引き出し伸ばせるような教師になれるように成長していきたいと思います。学校教育教員養成課程理数教育コース理科サブコース千葉 健典中学校「大きな経験」ったり、自、ったりった自自り、してくれたしてしててくくれくれてくれたたたれた授業に活授授授業業に業に授業に活活活に活きるようにききるよよるうににうでした。こででししたた。こでしたでしこたと生徒のとと生生徒徒ののと生徒と生の徒のるように成るよるよよううにうにように成成成に成学校教育教員養成課程学学学校校教校教学校教育育教育教教育教員員教員養養成養成員養成課課程課程成課程程理数教育コース理理数数教教育育ココーースス理数教理数育コ教育スコス理科サブコース理理科科ササブブココスス理科サ理科ブコサブースコース千葉 健典千千千葉葉健健典典千千千千千葉葉葉千葉健健健典典健典典

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