岩手大学 理工学部
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IWATE UNIVERSITY35080079084083081082085086平山 貴司|HIRAYAMA Takashi7FⅡ■ 役職/講師 Lecturer■ 専門/計算機科学 Computer Scienceディジタルシステムの自動設計ソフトウェア昔は技術者が図面を引いて設計していたディジタル回路も、現代はコンピュータに計算させて自動設計します。そのため、自動設計ソフトウェアがいかに上手に計算するかが、回路の品質を左右します。本研究室では、ますます大規模化するディジタル回路設計に対応するために、より計算効率の良い自動設計ソフトウェアを開発することを目標に研究をしています。特に、「EXORゲート」という素子を活用した回路の自動設計の研究に取り組んでいます。藤岡 豊太|FUJIOKA Toyota7F■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/ディジタル信号処理 Digital signal processing 音響工学 Acoustical engineeringスピーカの高調波ひずみ率測定法や構造物の非破壊検査法に関する研究スピーカの高調波ひずみ率測定法や構造物の非破壊検査法に関する研究を行っています。スピーカ再生音で主要な歪み成分は高調波ひずみであり、高調波ひずみ率を短時間で正確に測定できることはスピーカを使用する際に重要となります。また、構造物の非破壊検査では、外部からの音(振動)を用いて、コンクリート構造体やボルトなどさまざまなサイズの構造体の内部異常を簡単・正確に検査する手法の研究開発を行っています。藤本 忠博|FUJIMOTO Tadahiro8FⅢ■ 役職/教授 Professor■ 専門/情報工学 Computer Scienceモノの形をコンピュータ上でいかに表現するのかモノの「形(形状)」をコンピュータ上でいかに表現するかを研究のテーマにしています。人為による幾何学的なものから自然界に見られる複雑なものまで、多種多様な形状の特徴や規則性をとらえ、より少ない情報量で効率よく表現したり、効率的に取り扱うための方法を考えることを目標にしています。現在は、複数のカメラで撮影した実映像から3次元形状を復元するモデリング技術と、任意の視点から観た映像を生成するレンダリング技術に関する研究に取り組んでいます。松山 克胤|MATSUYAMA Katsutsugu8FⅢ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/コンピュータグラフィックス Computer Graphics コンピュータビジュアリゼーション Computer Visualization インタフェースデザイン Interface Designユーザインタフェースとリアルタイムアニメーションソフトウェアを効率的に操作することや、対象の理解を促すことを目的に、新しいインタフェースのデザインと開発を行っています。主に、地図や投影図、3次元形状を対象に、視点の切り替えや多視点的な表示ができるようなインタフェースを開発しています。また、コンピュータグラフィックスの研究も行っています。これまでに、リアルタイムにアニメーションを生成する技術や、リアルタイムに効果音を生成する技術を開発しました。山中 克久|YAMANAKA Katsuhisa7FⅡ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/理論計算機科学 Theoretical computer science アルゴリズム理論 Algorithm theory 離散数学 Discrete mathematics グラフ理論 Graph theory「あみだくじ」を列挙する超高速アルゴリズムを開発アルゴリズムやグラフ理論に興味を持っています。主に、列挙や符号化に関する高速なアルゴリズムを設計することが研究テーマです。最近では「あみだくじ」を列挙する超高速なアルゴリズムを開発しました。あみだくじは、日本人にとってなじみ深いだけでなく、代数学や幾何学の分野に登場する重要なオブジェクトでもあるのです。設計したアルゴリズムは、理論的にはこれ以上改善できないほど高速にあみだくじを列挙します。すなわち世界で一番高速なアルゴリズムとなっているのです。吉森 久|YOSHIMORI Kyu7FⅡ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/情報フォトニクス Information Photonics 光工学 Optical Engineering 統計光学 Statistical Optics光の干渉現象を利用した「ディジタル分光ホログラフィー」を開発私たちの生活にとって身近な光は、物体のもつ3次元の位置情報と色情報を伝えるという大切な役割を担っています。本研究室では、光の干渉現象(ふたつの光波が重なった時に光が強め合ったり弱め合ったりする現象)を利用し、光の干渉縞から物体の持つ3次元位置情報と色情報を、コンピュータによって同時に再生する新しい計算イメージング技術「ディジタル分光ホログラフィー」を開発しました。現在、この技術の実用化を目指して研究を進めています。盧 忻|LU Xin7F■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/統計的パターン認識 Statistical pattern recognition 多変量時系列解析 Multivariate time series analysis コンピュータビジョン Computer vision確率的な解析手法を用いてロバストな追跡法を研究、新たなヒューマンインタフェースの開発を行うコンピュータが車両や人物と言った対象を視覚的に追跡するとき、対象が急激に変化すると追跡性能が低下します。その問題を解決するために、確率的な解析手法を用いてロバストな追跡法を研究し、新たなヒューマンインタフェースの開発を行っています。具体的には、手足の不自由な人などがパソコンを操作する方法として、安価なWebカメラのみで口や目などの動きを追跡することにより、マウスカーソルと同等な操作性を有するカメラマウスを開発しています。田中 隆充|TANAKA Takamitsu8Ⅲ■ 役職/教授 Professor■ 専門/プロダクトデザイン Product Design地域の伝統工芸や技術を応用した商品企画とデザイン研究例えば、釘を使用せずに木材を接合する「継手」の技術を小学校等の算数の体積計算の教材に応用することや、新規的な組木の玩具、やスマートフォンでのパズルのアプリケーション開発への応用を芸術工学分野で研究を進めています。また、地域の特産である琥珀を若者向けの商品開発を行うことや欧米への輸出用の南部鉄器のデザイン等を行っています。これらのデザイン開発を商品化しさらに論理的なデザイン方法論へと発展させています。

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