岩手大学 理工学部
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IWATE UNIVERSITY37096095100099097098101102谷口 英夫|TANIGUCHI HideoG6■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/流体力学 Fluid dynamics 乱流遷移 Laminar-turbulent transition 流体機械 Fluid Machinery翼周りの非定常流れ挙動の解明流体機械の性能向上を目的に、流れの不安定性や乱流遷移に関する研究を行っています。主に、風洞実験により航空エンジンの低圧タービンや軸流圧縮機における翼まわりの非定常流れを熱線流速計、多孔圧力プローブ、粒子画像流速測定法、流れの可視化などを利用して調べています。西川 尚宏|NISHIKAWA NaohiroG6■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/生産機械工学 Production Mechanical Engineering マイクロ加工学 Micro-Machining 廃水処理 Liquid Waste Treatment機械加工の加工液を開発。問題だったサビを防ぐ従来の機械加工(切削・研削)に使われる加工液には、油や界面活性剤などの薬剤が含まれ、作業者の健康被害が懸念されたり、廃液の処理(焼却など)にかかるコストや温室効果ガスの排出という問題があります。そこで開発したのが加工液に水のみを使用する「電気防錆加工法」。水で加工する場合に問題だったサビを、加工対象(鉄材)に微弱電流を流すことで防ぎます。このほか、金属を削るのではなく堆積させる「付着加工」によるマイクロ加工についても研究しています。西村 文仁|NISHIMURA Fumihito9GⅡ■ 役職/教授 Professor■ 専門/計算固体力学 Computational Solid Mechanics数値シミュレーションにより、材料内部のミクロ挙動とマクロ挙動の関係を解析する複雑な熱・力学的負荷が作用する大型の形状記憶合金素子の実用化を目的として、数値シミュレーションによる材料内部のミクロ挙動とマクロ挙動の関係の解析を進めています。また、高精度プレス加工や射出成形加工には金型の変形を無視できないことから、成形加工の数値シミュレーションにより加工中における金型の温度分布、熱変形状態を解析。金型温度や部品レイアウト、加工プロセスの最適化により、加工精度を向上させるための手法の研究にも取り組んでいます。花原 和之|HANAHARA KazuyukiG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/システム工学 Systems Engineering最適化技術の探究と応用システム工学は、工学の全ての分野に関わる研究分野であり、その中心の一つに最適化の技術があります。構造物を最適化すれば、軽くて丈夫な工業製品につながり、資源やエネルギの節約につながります。交通網を最適化すれば、利便性を損なうことなく、低コストで社会インフラを整備することが可能になります。単に最適化手法といった数理的な点のみならず、最適であるとはどういうことかという点までを考えています。船﨑 健一|FUNAZAKI KenichiG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/機械工学 Mechanical Engineering ターボ機械 Turbomachinery 航空宇宙工学 Aerospace Engineering高性能で環境に優しく低燃費なエンジンに関する研究航空宇宙に関する研究、特に、高性能で環境に優しく低燃費な航空エンジンや高信頼性ロケットエンジンに関する研究を、風洞実験装置や最新鋭の測定機器高性能コンピュータを用いて行っています。また、研究の基礎となっている流体工学の知識やコンピュータシミュレーション技術を用いて、高効率発電システムや低騒音ファンに関する研究もしています。これらの多くは企業等との協同研究であり、研究活動を通じて基礎から応用まで幅広い知識を身に付けることができます。水野 雅裕|MIZUNO MasahiroG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/精密工学 Precision engineering 精密加工 Precision machining金型の自動研磨装置の開発に取り組むいろいろな工作機械(機械部品をつくる機械)の開発に取り組んでいます。特に力を入れているのは、金型(部品を作るための型)の自動研磨装置です。複雑な形状の金型は、一般的に熟練技能者の手作業によって研磨されていますが、今後金型形状の微細化が進み、手作業での研磨は困難になると考えられます。現在開発中の研磨装置は、3個の積層型圧電素子(電圧によって伸縮する素子)で工具に微小振動を与え、その動きとダイヤモンドペーストで金型表面を鏡面に磨き上げます。三好 扶|MIYOSHI TasukuG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/ロボット工学 Robotics 生体模倣工学 Bio-mimetics 水産ロボティクス Fisheries Robotics海洋および水産資源の調査・管理に向けた水中ロボット開発海・水中の資源調査や管理は最先端の工学が結集しなければなりません。一方、海・水中では人間による調査は不可能です。私たちはこの不可能を可能にすべく、特に生物特有の運動機能を模倣した生体模倣ロボットの研究開発により、海・水棲動物のような動きの獲得を目指しています。さらには水産物・水産加工物のような、柔軟物体の操作を可能にするロボットハンドの研究開発にも挑戦しています。柳岡 英樹|YANAOKA HidekiG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/熱流体工学 Thermal and Fluids Engineering 数値流体力学 Computational Fluid Dynamics多様な熱流体の輸送現象を解明し、環境問題の解決に挑む流れや伝熱、燃焼の現象は、自動車や航空機などの様々な機械システムで見られます。エンジンの低燃費化や排気浄化を図るためには燃焼や微粒化特性を調べる必要があり、熱交換機の性能向上のためには熱伝達特性が重要です。また、生物が動くことにより発生する流動を工学的・環境学的に利用できる可能性があります。この研究室では、このような多様な熱流体の輸送現象を解明する研究を行い、エネルギー問題や環境問題の解決に取り組んでいます。

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