岩手大学 理工学部
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FACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING38103107104108105106109110山田 香織|YAMADA KaoriG6■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/設計工学 Design Engineering システム工学 Systems Engineering創造的設計のための支援機械工学を基幹に、人間の感性や設計における創造性に注目し研究を行っています。現代のものづくりにおいては、その構造や効率を改善するだけでなく、新しい機能をデザインすることが求められています。創造的思考の実践や事例分析を通じて、それらを発案するための設計方法論の構築を進めています。また、擬態語に着目した動きの生成や製品の分解順序推論に関する研究などにも取り組んでいます。山田 和豊|YAMADA KazutoyoG6■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/流体工学 Fluid Engineering ターボ機械 Turbomachineryターボ機械における非定常流動の大規模数値シミュレーションターボ機械は、回転する羽根車を介して流体と機械の間でエネルギーの変換を行う機械をいいます。私たちの身近なところでは、換気扇やエアコンの室外機、大きなものでは風車やガスタービンなどに使用されています。ガスタービンは、飛行機のエンジンや発電などに使用される機械です。高効率でかつ高い信頼性のターボ機械の開発を目的に、数値シミュレーションを使って、ターボ機械内部の流れ場を明らかにする研究を行っています。湯川 俊浩|YUKAWA ToshihiroG6Ⅱ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/ロボット工学 Robotics 機構学 Theory of Mechanism 制御工学 Control Engineering高齢化社会や持続型社会に対応したテクノロジー教育にも取り組むバイオロボティクス部門では、基礎研究として、手術支援ロボットの新機構、高機動型ロボットの新機構、多用途無段変速機の新機構、新型高感度センサの設計、および制御理論の構築をおこなっており、応用研究として、医療福祉ロボットのシステム開発と介護用移動ロボットの実用化を検討しています。これらの研究を通して、高齢化社会や持続型社会に対応したテクノロジー教育にも取り組んでいます。吉野 泰弘|YOSHINO YasuhiroG6Ⅱ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/機械工学 Mechanical Engineering トライボロジー Tribology 低温工学 Cryogenic Engineering 機械構造物の接触界面で生じる摩擦・摩耗・潤滑現象を調査・研究機械構造物の接触界面で生じる摩擦・摩耗・潤滑現象について、表面の硬さや摩擦発熱を測定することによって調査しています。特に当研究室では、摩擦環境を低温(絶対零度近傍:4.2K)まで冷却できる技術があり、磁気浮上列車用超電導マグネット構造材の摩擦発熱評価を行ってきました。近年では、このような特殊材料だけでなく、産業界の基幹材料である金型材料まで幅広く扱っています。吉原 信人|YOSHIHARA NobuhitoG6Ⅱ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/精密工学 Precision engineering 精密加工 Precision machining機械加工の高精度化・高能率化を実現し、加工メカニズムを解明デジタルカメラなど精密機器の普及に伴って、高精度な加工が求められるようになっています。また高能率化・低コスト化も求められており、これらの要求に対応するためには機械加工が適しています。本研究室では、機械加工の高精度化・高能率化を実現することを目的として、加工メカニズムを明らかにする研究を行っています。また、解明した加工メカニズムをもとに工作機械の新たな設計指針を提案しています。脇 裕之|WAKI HiroyukiG6Ⅱ■ 役職/教授 Professor■ 専門/材料力学 Mechanics of Materials 破壊力学 Fracture Mechanics 材料強度学 Strength of Materials ガスタービンやジェットエンジン材料の高温強度の研究セラミック遮熱コーティングは、ガスタービンやジェットエンジン翼の超合金を高温環境から保護するもので、エンジンの高温化・高効率化のキーテクノロジーです。研究室では、損傷機構の把握に不可欠な、遮熱コーティングの弾性特性、残留応力や強度などの機械的性質を評価する高精度法の提案を行っています。また、共鳴超音波やレーザスペックルなどを利用した新しい評価法の開発、新材料の高温機械特性の解明に取り組んでいます。石川 奈緒|ISHIKAWA Nao10H■ 役職/准助教 Associate Professor■ 専門/環境科学 Environmental science 土壌科学 Soil science 土壌・水環境中での物質の移行挙動の解明と拡散対策水の汚染は土壌の、土壌の汚染は水の汚染につながり、さらにそこに生息している植物や生物に影響を与えます。ここでは、主に土壌・水環境中でのさまざまな物質の移行挙動を明らかにし、水環境生物への影響を評価するとともに、悪影響を及ぼさないような対策を提案します。放射性物質や抗菌性物質など、環境に存在することで人にも生態系にも影響を及ぼす物質は様々です。環境を健全に守るために、それらの物質の環境中の挙動を知ることは重要です。伊藤 歩|ITO Ayumi10HⅡ■ 役職/教授 Professor■ 専門/上下水道工学 Water supply and sewerage system engineering 水環境工学 Water environment engineering汚水処理から生じる汚泥の再資源化技術の開発私達が使用した水は汚水となり、処理場で浄化されますが、汚れ成分の多くは汚泥という形で残ります。この汚泥は、有機物やリンなどの有用物質を含んでおり、エネルギー源や肥料原料として利用できます。しかし、汚水に由来する重金属や有機化学物質などの微量汚染物質も同時に含まれています。そこで、微生物や酸化剤あるいは光触媒の機能を利用した汚染物質除去や有用物質回収のための新しい技術の開発にチャレンジしています。

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