岩手大学 理工学部
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■ 役職/教授 Professor■ 専門/環境分析化学 Environmental Analytical Chemistry ■ 役職/教授 Professor■ 専門/触媒化学 Catalytic Chemistry ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/化学工学 Chemical engineering ■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/分子分光学 Molecular spectroscopy A1ⅠA1A1Ⅰ1ⅠA1A1ⅠA1ⅠA1Ⅰ有機化学を基盤とした素材の研究開発分子間相互作用と光励起状態の分子分光学燃料電池用電極触媒と次世代二次電池の開発耐熱性芳香族高分子の合成と機能化有機汚染物質の動態と毒性評価に関する研究機能性結晶の創製と結晶化技術の開発人類の健康や地球環境の保全につながる天然物に関する研究26■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/有機化学 Organic chemistry 高分子合成化学 Polymer chemistry表面化学 Surface Science超臨界流体 Supercritical Fluidグリーンケミストリー Green Chemistry水と二酸化炭素を利用するグリーンケミストリー環境や人体に有害な化学物質の使用や排出を極力押さえ、かつ従来法よりも高効率で反応を進行させる触媒化学の研究を行っています。具体的には、超臨界状態を含む高温高圧状態の水と二酸化炭素を、有機溶媒や無機酸の代替として用い、バイオマスや有機系廃棄物などの未利用資源を有用化学物質へ変換する触媒技術を開発しています。企業、国研そしてインドなどのアジア諸国とも連携して研究を進めています。量子化学 Quantum chemistry ■ 役職/教授 Professor■ 専門/電気化学 Electrochemistry 触媒工学 Catalysis Engineering環境科学 Environmental ScienceFACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/高分子化学 Polymer chemistry環境リスク学 Environmental Risk Science結晶化学 Crystal chemistry■ 役職/教授 Professor■ 専門/有機合成化学 Synthetic organic chemistry 天然物化学 Natural products chemistry私たち生物を構成する有機物を知ることは、有機化学を理解することから始まります。私たちの研究グループでは、この有機化学を基盤として、新素材開発、高強度・高弾性樹脂の開発、機能性素材の開発、生体適合材料の開発などを研究しています。化学という純粋な学問の追求とともに、我が国の産業がより一層発展し、私たちの生活がより豊かで充実したものとなるような発展研究を行っています。分子同士が弱く結合した錯体の構造や電子状態は、化学反応のしくみを知り新たな反応を設計する上で重要です。私たちは希ガス低温固体中に分子錯体を捕捉し、各種スペクトルと量子化学計算を用いてその性質を調べています。また、分子の励起状態の光物理化学的性質は分子周囲の微細環境によって大きく影響されます。私たちは環境による励起状態の安定化に着目し、有機分子の励起エネルギー失活過程について詳しく調べています。エネルギーの効率的変換により、環境負荷を低くすることを実現するために、燃料電池、および、金属・空気二次電池の研究を行っています。家庭用燃料電池・エネファームに用いられるPt-Ru合金触媒の合金化度を最大値まで高め、高効率発電を実現。また、次世代の電気自動車に用いる、エネルギー容量の大きな金属・空気二次電池について、RP型ペロブスカイト酸化物を空気極(+)に用いて理論値での充電・放電を実現しました。芳香環を有するポリイミド、ポリアミド、ポリケトンなどは有機物でありながら非常に高い耐熱性や機械的特性を有しており、電子材料、航空宇宙材料として注目されています。私たちはこれらの材料を高性能化・高機能化するべく、分子構造に着目したモノマーの合成、重合の研究を行なっています。その中でも特に、芳香環同士のクロスカップリング反応に興味を持ち、新しい重合法、高分子反応による機能化法の開発をしています。自然界に存在する有機汚染物質に焦点をあて、「どこから発生したのか?どこへ溜まっていくのか?」について分析機器により解析しています。環境を循環する過程で分子構造が変化する化合物はその構造を明らかにするとともに、合成にもチャレンジします。また有機汚染物質の濃度分布と毒性データを活用して、ヒトや生態系へのリスクを評価する研究にも取り組んでいます。結晶が析出するのは、結晶相が溶液相よりもエネルギー的に有利(安定)だからです。しかし、その結晶化メカニズムは複雑で、特定の機能性を持った結晶の創製や、生成結晶の高度分離、高純度化の研究解明が、医薬品、食料品、化粧品等の多岐に渡る分野で所望されています。そこで、論理的な結晶構造の予測と、様々な機能を発現する新規な結晶の創製技術、工業プロセスに応用できる新しい結晶化法に関して研究しています。天然物は生命の生存競争と進化の過程で選び抜かれた高機能性分子です。しかし、天然物の多くは自然界から極微量しか得られないことから、それらを利用するためには、多段階の有機合成反応を駆使して人工合成(全合成)する必要があります。我々のグループは、天然物やその人工アナログの効率的合成法の開発と作用機序の解明を行うことによって、天然物を起点とした人類の健康や地球環境の保全につながる研究を目指しています。芝﨑 祐二|SHIBASAKI Yuji白井 誠之|SHIRAI Masayuki鈴木 映一|SUZUKI Eiichi竹口 竜弥|TAKEGUCHI Tatsuya塚本 匡|TSUKAMOTO Tadashi寺崎 正紀|TERASAKI Masanori土岐 規仁|DOKI Norihito中崎 敦夫|NAKAZAKI Atsuo008009010011012013014015

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