岩手大学 理工学部
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■ 役職/教授 Professor■ 専門/高圧科学 High pressure science ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/物性理論 Theoretical Condensed Matter Physics■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/数理科学 Mathematical Science■ 役職/教授 Professor■ 専門/数学(整数論) Mathematics(Number theory)C3ⅠC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3Ⅰ面分光装置の開発に基づく銀河活動の観測的研究ナノ単位の物質や構造を持つものの電子や光に関する性質を研究代数的整数と素イデアル分解時間−周波数局在性と確率変数極限定理正則化、揺らぎ現象極限環境下における新規量子現象の探索と発現機構の解明高圧力を用いた物質の高密度化と新規物性の研究偏微分方程式と数理モデルの理論研究高エネルギー加速器による素粒子物理学の研究IWATE UNIVERSITY29■ 役職/教授 Professor■ 専門/天文学 Astronomy 天文光学 Astronomical Optics■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/時系列解析 Time series analysis 確率モデル Stochastic models応用数学全般 Applied mathematics■ 役職/教授 Professor■ 専門/強相関電子系物理 Strongly correlated electron systems 磁性 Magnetism/エキゾチック超伝導 Exotic Superconductivity多重極限環境下物性測定 Solid state physics under multiple extreme conditions物質科学 Material science固体物理学 Solid State Physics■ 役職/教授 Professor■ 専門/高エネルギー物理学 High Energy Physics 粒子測定器開発 Particle Detector R&D凝集系核科学 Condensed Matter Nuclear Science銀河からの可視光線や赤外線などを分光することによって、銀河を構成する星やガスの運動状態・物理状態に関する情報が得られます。近年、非常に遠方の銀河の観測が可能となり、銀河がどのように現在の姿に進化してきたのかを推測できるようになってきました。本研究室では、銀河のように空間的に広がった天体からの光を効率良く分光するための面分光装置の開発を行いながら、銀河の観測的研究を進めています。ナノは10­9を意味する接頭語ですが、1ナノメートル(10億分の1メートル)程度の長さを表す言葉としても用いられます。私たちは炭素のナノ物質、半導体や金属のナノ構造などの電子や光に関する性質を明らかにする理論研究を行っています。この微小な世界では、従来の古典的な力学では説明できない不思議な現象が現れます。私たちの研究は、エレクトロニクスをはじめとする幅広い分野での応用の基礎になると期待されます。整数を拡張した概念である「代数的整数」の研究をしています。整数において素数や素因数分解が研究対象になるように、代数的整数においては「素イデアル」や「素イデアル分解」と呼ばれるものが研究対象になります。純粋数学の中でも長い歴史を持つ伝統的な分野ですが、近年は暗号理論など実用的な分野への応用も盛んになって来ました。時系列のウェーブレット解析(WA)の研究に、理論と応用の両面から取り組んでいます。従来の確率変数極限定理では、相関が強くなると漸近分布は古典的な正規分布では無くなりますが、ウェーブレットは時系列の相関を断ち切る特徴があり、ウェーブレットドメインでの相関の理論的評価を定式化します。また、WAの最も基礎的対象となる自己相似過程や1/f揺らぎ過程クラスの記述する、様々な物理系の相転移メカニズムを特徴付ける事が課題です。身の回りに存在する物質の特性は、その多くが物質中にある素粒子の一つ電子によって決定づけられています。その電子も集団となり、互いに相関し合うことで一つの電子自身がもつ特徴からは考えられない多種多様な特性を示します。この多電子系の究極的な姿である超伝導、磁性、等の新規量子現象の探索およびその発現機構について、極低温・強磁場・高圧力と呼ばれる多重極限環境下で研究しています。圧力は物質を構成する結合状態や結晶構造、物性を系統的に変化させるため、物質探索にとって極めて有用なツールです。静水圧環境でのその場観察は、構造や物性を定量的に求めるに留まらず、物性を誘起するメカニズムの精密な解明に役立ちます。炭素のもつ構造の多様性と、構造・物性を容易に制御できる圧力とを組み合わせて、今までにない新しい結合や相転移による新しい結晶構造を探索し、物質設計への還元を目指しています。偏微分方程式は、様々な自然現象・物理現象を背景にもち、それらの理論的側面からの理解に不可欠なものです。私の研究では、特に数理生物学や生理学に関係の深い反応拡散型方程式(非線形放物型偏微分方程式の一種)の理論研究を行っています。数値シミュレーションを併用しながら、定常解や進行波などの特別な特性を持つ解の安定性・解の時間漸近挙動の解析、界面現象のダイナミクスの解明に取り組んでいます。根源物質の探索や宇宙の成り立ちを調べる素粒子物理学の研究を行っています。特に、加速器ニュートリノ実験や国際リニアコライダー実験において、物質と反物質の対称性の破れ、ヒッグス粒子の性質、暗黒物質・暗黒エネルギーなどを、より詳しく精度良く観測するための粒子測定器の開発に取り組んでいます。他に、固体中での新奇な低エネルギー原子核反応の機構解明を目指した研究も行っています。石垣 剛|ISHIGAKI Tsuyoshi瓜生 誠司|URYU Seiji尾台 喜孝|ODAI Yoshitaka川崎 秀二|KAWASAKI Shuji中西 良樹|NAKANISHI Yoshiki中山 敦子|NAKAYAMA Atsuko奈良 光紀|NARA Mitsunori成田 晋也|NARITA Shinya032033034035036037038039

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