岩手大学 理工学部
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■ 役職/教授 Professor■ 専門/超伝導理工学 Pure and applied physics of superconductivity ■ 役職/教授 Professor■ 専門/磁性物理学 Physics of Magnetism ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/鋳造工学 Casting engineering ■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/材料強度学 Strength of materials D4ⅠD9ⅠD4ⅠD4ⅠD4D9ⅠD4D9Ⅰ機能性有機半導体材料の創出とデバイス応用磁性ナノ粒子の医療応用に関連する研究金属材料の放射光X線イメージングによる3D/4D特性解析自動車、航空機、建築物、橋梁といった私達の社会基盤は、構造材料によって支えられています。材料は使用中に「変形する」「壊れる」リスクに曝されます。このリスクを制御して信頼性を担保し、安全に利活用するためには、変形・破壊のメカニズムを正しく理解する必要があります。これに応えるため、当研究室では大型放射光施設SPring-8を活用した3D/4Dイメージングを通して、基礎研究や応用研究を推進しています。平衡論に基づく素材プロセスの研究形状記憶合金等の機能性材料の新規開発とデバイス応用超伝導体分野において、企業との共同研究も積極的に実施高機能金属材料の研究開発◎鋳鉄の高強度化・高機能化◎鋳鉄と異種材料との複合化IWATE UNIVERSITY31■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/有機エレクトロニクス Organic Electronics 有機合成化学 Organic Synthetic Chemistry非破壊評価 Nondestructive evaluation磁性ナノ粒子 Magnetic nanoparticle放射光X線イメージング Synchrotron X-ray imagingアルミニウム合金 Aluminum alloys水素脆性 Hydrogen embrittlement■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/材料熱力学 Materials thermodynamics 材料電気化学 Materials electrochemistry金属製錬工学 Extractive Metallurgy■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/構造機能材料学 Structural and Functional Materials Science 金属組織学 Metallography接合工学 Joining Engineering航空宇宙工学 Aerospace Engineering低温物理学 Low temperature physics金属材料学 Metallic materials engineering接合工学 Bonding engineering■ 役職/教授 Professor■ 専門/鋳造工学 Casting Engineering有機ELや有機薄膜太陽電池などに代表される有機デバイスは、安価、軽量、フレキシブル、大面積化が可能な次世代のデバイスとして期待されています。これらのデバイスには主に炭素材料から構成される「有機半導体」が用いられています。私たちは有機デバイスのさらなる性能向上に向けて、有機半導体に適した分子の設計・合成、分子配列を制御するためのデバイス作製プロセスの開発を行っています。近年、磁場による操作性や低副作用の観点から、磁気温熱療法や磁気刺激などナノサイズの磁石を利用した医療応用が注目されています。その有効性は、ナノ磁石のサイズや形状に強く依存することから、本研究室では、磁化測定、マイクロマグネティクス計算、中性子散乱などの種々の手法を用いてナノ磁石の磁気的振る舞いの解明に取り組んでいます。私たちの生活は、さまざまな金属材料によって支えられています。金属材料は、鉱石を採鉱し、製錬され供給されていますが、近年、鉱石品位の低下や枯渇、政治的情勢などにより、金属の供給が逼迫。従来のやり方では、“もの”を作る素材の調達が困難になりつつあります。このような状況で、サスティナブル(持続可能)な社会を実現するため、各種金属の新製錬プロセスや金属リサイクル、廃棄物処理方法の研究を行っています。金属の成分や加工熱処理工程を新規検討し、結晶の構造や方位を操ることで、新しい機能性材料の開発や、既存の構造材料の高機能化を行っています。特に、マルテンサイト変態(無拡散変態)と呼ばれる結晶構造変化を生じさせることで、形状記憶特性の発現をはじめ、柔軟性の付与や高強度化といった用途に合わせた機械的特性の改良を研究しています。また、それらの機能を活用した宇宙機用のデバイス開発にも取り組んでいます。超伝導体分野において、小型・可搬型装置で6テスラを超える補足磁場を実現するバルク超伝導体の新しい着磁方法を開発しています。温度と磁場の同時測定により着磁現象を明らかにするこの研究は、汚水処理に用いる磁気分離などの超伝導応用分野における先端的な研究であり、企業との共同研究にも積極的に実施しています。また新しいタイプのバルク超伝導体の結晶成長を行い、種々の酸化物超伝導体の低温・強磁場での熱物性データベースを構築しています。鋳造とは溶けた金属を鋳型に流し込み形を得る金属加工法のひとつで、南部鉄器、自動車・トラック部品、マンホール蓋など身近なところで鋳造材料は利用されています。また、金属を溶かす工程があるため、様々な元素を添加することが容易で、新しい高機能金属材料の開発に適しています。私たちの研究グループでは、鋳造・溶解技術を活用することにより、これまでにない金属材料の開発、摩擦攪拌接合技術の開発に取り組んでいます。エンジンブロック、ピストンリングなどの自動車部品は、鋳造(溶けた金属を鋳型の中に流し込み、冷やして目的の形状に固める金属加工法)によって作られています。自動車部品の薄肉軽量化のために鋳鉄をより強くする高強度化・高機能化の研究を行っています。また、自動車部品や機械材料に用いる鋳鉄と軟鋼やステンレス鋼などの異種材料との複合化の研究にも取り組んでいます。■原 大軌|KUZUHARA Daiki小林 悟|KOBAYASHI Satoru清水 一行|SHIMIZU Kazuyuki関本 英弘|SEKIMOTO Hidehiro戸部 裕史|TOBE Hirobumi内藤 智之|NAITO Tomoyuki晴山 巧|HAREYAMA Takumi平塚 貞人|HIRATSUKA Sadato048049050051052053054055

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