岩手大学 理工学部
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■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/ロボット工学 Robotics ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/変動地形学 Active Tectonics ■ 役職/教授 Professor■ 専門/大気環境工学 Atmospheric Environment Engineering ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/建設材料学 Construction material engineering HⅡHⅡHⅡH6HⅡH8ⅢHⅡH津波氾濫流に粘り強い建物の安全照査可能な数値水槽の開発活断層の分布と地下構造およびその発達史寒冷地のコンクリート構造物の品質・耐久性確保に関する研究私たちのエネルギーを支える巨大トンネル東北日本奥羽脊梁山脈周辺の活断層の地下地質構造水産業やインフラで活躍する水中ロボットの開発大気環境の新規なモニタリング法の開発と可視化技術現場省力化・急速施工を実現するための接合構造の開発40■ 役職/教授 Professor■ 専門/海岸工学 Coastal engineering 水工学 Hydro engineering自然災害科学 Natural Disaster Scienceコンクリート構造工学 Concrete structural engineering道路工学 Highway engineering■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/岩盤力学 Rock Mechanics 地盤耐震工学 Geotechnical Earthquake EngineeringFACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING■ 役職/教授 Professor■ 専門/地質学 Geology 自然災害科学 Natural Disaster Science水中ロボット Underwater roboticsロボット教育 Education by robotics環境影響評価 Environmental Impact Assessment環境動態解析 Environmental Dynamic Analysis■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/構造工学 Structural Engineering 橋梁工学 Bridge Engineering鋼構造 Steel Structure岩手県三陸沿岸地域は津波常襲地帯であり、2011年東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波では、二万三千戸以上の建物が被害を受けました。低頻度であるが大災害を引き起こす津波に対し、生命・財産を守ることは必須であり、建物の安全性の評価基準を確立することが要求されます。研究では、段波発生装置開水路を用いた実験より得られる氾濫流条件を基に、MPS法を用いた流体−建物連成解析が可能な数値水槽を開発し、粘り強い建物の安全照査を可能にすることを目的としています。日本は世界有数の変動帯に位置しており、日本周辺には多くの活断層が存在しています。活断層による地震は人間生活の直下で地震を発生させるため、甚大な被害をもたらします。活断層はどこにあって、その地下がどのようになっているのか?どうやって地形や地質構造が作られてきたのか?これらを知り活断層を評価することで、内陸活断層による地震の防災や減災に繫がります。地形学と反射法地震探査や重力探査などの地球物理学的手法を合わせて、活断層の地表から地下構造、過去の活動や特徴を明らかにしようとしています。積雪寒冷地域の道路には冬場の交通安全の確保のため凍結防止剤が散布されています。一般的な凍結防止剤には塩化ナトリウムが使用されています。塩化ナトリウムは、コンクリート構造物を劣化させる要因が含まれています。コンクリート構造物の長寿命化のため、施工時のコンクリート構造物の品質確保の方法を提案するとともに、発生し得る劣化現象を列挙してそれぞれのメカニズムを考察し、それらの対策を見出そうとしています。皆さんは、地下の巨大トンネルに石油を備蓄する施設が岩手県久慈市にあることを知っていますか。これは石油のほとんどを輸入に頼っている日本において、安全保障上極めて重要な施設です。岩盤トンネル方式の石油備蓄基地は、石油用3施設と石油ガス用2施設が日本にはあります。私は、将来のエネルギーを担うと考えられている天然ガスや液体水素など、低温液化燃料を備蓄するための巨大トンネルを造るための研究を行っています。日本には多くの活断層があります。ところが、すべての活断層の位置がわかっているわけではなく、まして地震を発生する地下深部の構造がわかっている活断層は多くありません。私たちは、東北日本奥羽脊梁山脈周辺に発達する活断層の地下における構造やその側方への連続性、つまり、震源断層としての広がりを地表地質調査や地球物理学的手法を用いて明らかにし、将来の災害へ備えるための基礎データの提供を目指しています。三陸の水産業復興や地域の課題解決のため、海、養殖場、浄水場などで活躍する水中ロボットや装置を開発しています。このような場所は水圧、潜水時間、衛生面などから人間にとって極限環境であることが多く、ロボットが活躍できる場となっています。地球温暖化や酸性雨を“地球環境”問題とするなら、ゴミや騒音、自動車排ガスの問題は、街や地域に根付く“地球環境”問題と言えます。自動車排ガス中の窒素酸化物が酸性雨の原因となるように、環境問題の蓄積が地球環境問題へと発展していきます。こうした観点から、環境汚染物質の捕集・測定法の開発をテーマに、地域の大気汚染を簡単にモニタリングする方法を開発。ミクロ繊維シートを利用した大気汚染物質のモニタリングと推定濃度分布の可視化に取り組んでいます。近年の建設現場従事者の減少・高齢化などから、現場作業の省力化や時間短縮が重要な課題となっています。私はこの課題を達成するために、現場で構造物を早く組み立てるための接合構造の開発ならびにその設計法について検討しています。研究対象とする構造物は、工事用の仮設構造物や急速施工が求められる災害時の応急橋など様々で、計算機を使ったFEM解析や構造実験などを行いながら、接合構造の開発に取り組んでいます。101010101010小笠原 敏記|OGASAWARA Toshinori岡田 真介|OKADA Shinsuke小山田 哲也|OYAMADA Tetsuya鴨志田 直人|KAMOSHIDA Naoto越谷 信|KOSHIYA Shin小山 猛|KOYAMA Takeshi齊藤 貢|SAITO Mitsugu杉本 悠真|SUGIMOTO Yuma120121122123124125126127

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