岩手大学 農学部 令和6年度入学案内
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冴さん大〈岩手県立盛岡北高等学校出身〉南さん中〈白鴎大学足利高等学校出身〉かわむらゆきおおおわたりしょうごなかやまれみやえがしはじめあんいんまつなみまや学びの様子 植物生命科学科の研究の方向性、農学が存在する理由を理解することを目的として、各分野(作物学、園芸学、植物生理学、植物育種学、植物病理学、応用昆虫学)の概要および研究を行う上で必要な知識を教授します。 各研究分野(作物学、園芸学、植物生理学、植物育種学、植物病理学、応用昆虫学)の実験を通じて、それぞれの分野での実験の特徴を学び、研究対象や研究手法を学びます。● イネ283品種の窒素に対する葯形態の応答性● リンゴ小球形潜在ウイルスのトマトにおける種子伝染の調査● ブロッコリー花蕾におけるアントシアニン蓄積性を制御する遺伝子座の同定● ナスタチュームのアントシアニンに関する研究● カイコSxl変異体における幼若ホルモンアナログ塗布の精子形成に及ぼす影響● Indole-3-butyric acid promotes lateral root development without affecting    primary root growth● フィトクロムを介した日長および温度による低温誘導性遺伝子の発現制御と   その解析【科目紹介】農学概論 〈1年前期〉植物生命科学実験 〈2年後期・3年前期〉【卒業研究テーマ例】 ※2020年度(令和2年度)~2021年度(令和3年度)の研究テーマです村幸河男八安松耶 私たちの所属する学科では、植物の細胞や遺伝子の構造、その生理的機能に加えて、それらを取り巻く土壌や気温などの外的要因とその働きについて広く学ぶことができます。また、座学で学んだそれらの知識を活かして大学が有する圃場で実習を行ったり、それぞれの研究分野での基礎実験を行うこともできます。その中から自分の興味を持った分野の研究室に所属することができるので、きっと自分の興味のある分野が見つかると思います。 農作物ってなにか、わかりますか?この学科で学べるのは、植物たちのそんな一面です。植物の体の仕組み、病気のこと、遺伝のこと、昆虫や微生物なんかの、周囲で生活する生物たち……いろいろな要因が絡み合って植物は育っていきます。だからこそ、小さな発見が大きな学びに繋がるんです。植物にフォーカスを当てて農業を学びたい人はもちろん、新しい興味を探ってみたい人にも。自分の知らなかった一面を知るきっかけにもなるかもしれませんよ。渡翔山怜重樫元 作物栽培について実習・実践し、農学と生命科学の理解を深めます。育苗管理、田植え、播種、摘花、摘果、除草、病害虫防除、収穫、選別などを体得します。自ら計画し、各種作物を栽培することで、植物の生命現象を理解します。 研究室配属後、教員の指導の下、植物生命科学に関するテーマを決め、実験計画を組み立て、新規性のある科学研究を実行します。卒業論文を書くことで情報収集・分析と考察能力、研究発表を行うことでプレゼンテーション能力が向上します。● 植物の生育効果をはじめとするBurkholderia sp.B3-1株の揮発性物質の調査● リンゴの育種年限短縮に関する研究● 土壌養分の局在に対するイネの根系分布および窒素輸送関連遺伝子の空   間的制御● ミヤコグサ根粒菌を用いたSinorhizobium frediiが有するNopCの機能解析● ヒゲナガカワトビケラ(Stenopsyche marmorata)BAC-FISHマッピングによる   S.tienmushanensisゲノム情報のZ染色体アセンブル昆虫のドラマチックな休眠メカニズムを解明し、バイオイノベーションに向けた昆虫機能の利用について研究しています。●担当科目/昆虫生理学、植物生命科学実験農場実習Ⅰ・Ⅱ 〈2年前期・後期〉卒業研究 〈3年後期・4年前期・後期〉 嬰波麻〈准教授/博士(地球環境)〉低温植物生理学、特に、植物の凍結下における耐性および傷害のメカニズムに着目して研究を行っています。●担当科目/環境植物生理学、植物生命科学実験自分の興味のある分野がきっと見つかる植物という命の仕組みを知っていく〈准教授/博士(農学)〉園芸作物の安定生産に貢献するため、落葉果樹や球根類に感染するウイルスの病徴発現メカニズムや、ウイルスベクターの利用技術に関する研究を行っています。●担当科目/植物ウイルス学、農学概論、植物生命科学実験〈講師/博士(農学)〉環境と調和した持続的な作物生産を目指し、イネを中心とした食用作物の生産性や環境応答の研究に取り組んでいます。●担当科目/食用作物学II、植物生命科学実験〈助教/博士(農学)〉11

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