+123 森林科学科は、自立した技術者像として定める以下の人材、すなわち、地球的視点と技術者としての社会に対する責任感を持ち、森林科学の主要分野である「森林学、森林工学、自然環境・社会学、林産学」に関する各々の分野について、基本的知識と応用的能力を兼ね備えた人材の養成を目的としています。 森林科学科に設定されるJABEE教育プログラムでは、自然環境・林業・林産業に関する専門的知識及び技術の修得のほか、森林科学技術者として必要な技術者倫理観・コミュニケーション能力・グループワーク力の修得、および専門的知識を応用して森林および森林関連分野の諸問題を解決するためのデザイン能力を持つ人材を育成します。森林の持つ多様な環境保全機能や樹木資源の生産と利用について総合的に学習自然との共生関係を築きながら発展できる地域社会の実現に貢献自然生態系の保全・管理、防災を含めた幅広い知識を有する技術者の育成学科概要東北地方の豊富な森林資源を活用し森林の持つ環境保全機能や樹木資源の生産と利用について学習学びの特色 我が国の3分の2を占める森林は、地球温暖化の防止や国土の保全、水源のかん養、生物多様性の保全などの多面的な機能を有しており、このような機能の持続的な発揮と調和した木材の利用など適切な樹木資源の生産と利用について総合的に学習します。 中山間地はその大半を占めている「森林」の管理や林業生産活動を通じて「林産物等の安定的な供給」「国土保全」「美しい自然環境の保全」等、安全で豊かな国民生活を支えています。一方、過疎化・高齢化も進行しており、定住の促進、都市と山村の交流、環境教育等、自然との共生関係を築きながら発展できる地域社会の実現に貢献します。 近年、里山地域では野生鳥獣による被害が急増するなど課題も多く、持続可能な管理によって豊かな自然生態系を保全・管理することが求められています。一方、土石流やがけ崩れなど土砂災害が多発し多くの人命が失われていることから、地域住民と一体となった総合的な対策も求められています。これら幅広い知識を有する技術者の育成を目指します。自然環境・森林・林業・林産業に関する専門知識を備えたリーダーの育成・東北地方の豊富な森林資源の 維持管理・利用・自然生態系の保全・管理・林業・木材産業の再生と防災森林学分野 森林工学分野木材利用科学分野自然環境・里山保全学分野社会の状況・要請森林科学科のミッション17
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