(Farm Animal Clinical Skills and Disease Control Center, FCD)やまもとしんじひらたとういちたかだのりよしらはたわたなべゆいすすむまなぶまなぶ 本センターには、都市近郊フィールドとして滝沢農場と滝沢演習林、実験苗畑、中山間フィールドとして御明神牧場と御明神演習林があります。これらは、フィールドサイエンスの寒冷地における総合的・実践的な教育・研究及び地域貢献を行うことを目的として設立されました。 1世紀以上にわたり整備してきた、寒冷地における森林から耕地に至る特色あるフィールドを活用して、新たな農学観に立脚する高度専門技術者の養成を行っています。また、各フィールドでは農学部キャンパスから比較的近距離に位置しているため、各学科の実習や研究に多く利用されています。 農学部1年生のほぼ全員が受講します。この実習では大学構内にある圃場で農作物の栽培管理を行い、フィールドに親しみ、自然の複雑さや偉大さを体験し、農学部学生としての自覚を育む機会としています。 当センターは、産業動物臨床教育の向上を支援し家畜疾病制御に係る教育研究体制を整備して、産業動物分野を支える獣医師人材を育成する拠点形成を目的として、2022年6月に設立されたばかりの新しい附属施設です。組織として、産業動物実習部門と感染症制御部門の2部門で構成されており、岩手大学が地域と連携して充実した臨床獣医学教育や卒後教育を行うとともに、越境性重要感染症対策など取り組むことを目指しております。都市近郊から中山間までの多様なフィールド活きたフィールドを利用した実践的教育研究総合フィールド科学実習産業動物臨床教育の向上と家畜疾病制御の育研究拠点を目指して 岩手大学農学部は、教育研究を実践する場として、また応用分野に至る研究の場として、広大な農場や演習林、動物病院など多彩な附属施設を持ち、学生の実習・研究の場として、また農学部の研究成果を社会に還元する場として役立てています。都市と農山村の協働に基づく森林保全について社会科学的手法を用いて研究しています。●担当科目/NPO・環境ガバナンス論、海外・日本の林業、総合フィールド科学、地域クリエイト課題演習牛を効率よく増殖するために、繁殖を障害する疾病への対応、体外受精法の活用を研究・応用しています。●担当科目/総合フィールド科学実習、総合フィールド科学、牧場実習、動物科学実験Ⅱ、地域クリエイト課題演習、基礎生物学実験、動物生産学特論、動物と環境森林と人のかかわりを探求するうえで、山村の生活環境や森林と福祉に関する研究に取り組んでいます。●担当科目/総合フィールド科学実習、総合フィールド科学、山村経済・地域おこし論本信山次由平一白髙渡田統田乃倫予比 進旗 学邉 学〈教授/博士(林学)〉トマト、ハクサイ、イチゴなど野菜類の遺伝育種研究や栽培研究を通じて、「旬を創る」技術開発に取り組んでいます。●担当科目/総合フィールド科学実習、総合フィールド科学、農場実習Ⅰ、農場実習Ⅱ、農場特別実習、雑草防除論、植物栽培と環境テクノロジー、農業技術学特論〈准教授/博士(獣医学)〉よりよい森林を育てるための手助けの方法を、環境に対する樹木の成長反応を通して研究しています。●担当科目/樹木学実習、森林造成学実習、森林科学基礎演習、環境と樹木の生理、総合フィールド科学、地域クリエイト課題演習〈助教/博士(農学)〉リンゴとブルーベリーの栽培技術を改善するために、樹や果実の発育の仕組みについて研究しています。●担当科目/総合フィールド科学実習、総合フィールド科学、農場実習Ⅰ、農場実習Ⅱ、農場特別実習、寒冷地果樹特論〈教授/博士(農学)〉〈助教/博士(農学)〉〈助教/博士(農学)〉34寒冷フィールドサイエンス教育研究センター産業動物臨床・疾病制御教育研究センター農学部の附属施設
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