岩手大学 農学部 令和6年度入学案内
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 地域創生専攻では、持続可能な地域社会の構築に欠かせない“産業”、“まちづくり”、“ひと”という3つの視点に対応する人材育成のため、「地域産業コース」 「地域・コミュニティデザインコース」 「人間健康科学コース」を設置。各コースには3~4の専門教育プログラムが置かれ、いずれかを履修することでその専門性を深化させます。また同時に、コース全体としての演習科目の履修により、プログラムの枠を超えた多角的・全体関連的な視野を身に着けます。農学部卒業生は以下のコース・プログラムに進学しています。 学士課程で農業とその周辺の専門分野あるいは林業とその周辺の専門分野を修得した学生を主たる対象とし、地域の資源と産業を幅広い視野からトータルシステムとして捉えるためのカリキュラムを設定しております。これにより、各分野の専門性を基礎としつつ、産業間の垣根を越えた地域システムをトータルに捉える視点を持ち、農商工連携の6次産業化など地域内での付加価値創生に向け、地域の産業構造の転換と新たな産業創成を担い得る人材を育成するための教育を行います。 水産業に関わる基礎から実践にいたる一連の分野について横断的に学びます。総合的な観点から三陸沿岸域の水産業の復興と活性化を図り、日本や世界の水産業の持続的発展に寄与できる専門職業人と、産業システムとしての水産業における技術革新の礎となる科学的発展に寄与できる専門人材の育成を目的としています。水産業を構成する生産(漁獲)、加工、流通、販売の一連の連結系と、それを支える地域産業、社会、文化のいずれかの分野に専門性を置きつつも、総合的な視野に立って課題解決が出来る専門的職業者や研究者を育成します。 岩手大学が取り組んできた復興に関する実践知に基づいた教育研究プログラムを提供。非被災地と新たな居住地とからなる居住環境の形成、災害公営住宅等での高齢者の見守り、定住・交流人口の拡大等の課題解決には、政策・制度設計、地域・都市計画、地域防災、ICT活用等からなる総合的なアプローチが必要です。本プログラムでは、こうした防災・まちづくりに関する地域課題解決を図るための深い専門性と実践力を備え、防災・まちづくり関連企業、防災・まちづくり関連のNPO等の法人職員、公務員、大学等研究機関等で活躍できる人材を育成します。総合科学研究科 地域創生専攻(修士課程)38地域産業コース 高度農林業プログラム地域の資源と産業を幅広い視野からトータルシステムとして捉える 地域産業コース 水産業革新プログラム日本・世界の水産業の持続的発展に寄与できる人材を育成地域・コミュニティデザインコース 防災・まちづくりプログラム東日本大震災の教訓を踏まえ、復興と地域の創生への貢献を目指す

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