岩手大学 農学部 令和6年度入学案内
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はらしなこうじ 本研究科では、岩手大学と山形大学大学院農学研究科、及び弘前大学大学院農学生命科学研究科の教員組織、研究設備及び施設の連合により設立されています。標準修了年限3年の博士課程の研究科です。寒冷圏における生物学的研究を基盤とし、生物生産科学、生物資源科学、地域環境創生学に関する先端的・学際的な諸研究を推進しています。 農業生物及び有用な生物資源を広く研究対象とし、その生理・生態や遺伝子資源としての評価等の基礎研究とともに、新しい生物生産技術の開発や有用な遺伝子資源の保全方法の開発、有用生物に対する病虫害及び土壌等の生産環境、生物生態の制御に関する研究教育を行う。 農業生物を含め広く生物資源を研究対象とし、それらの生物機能や遺伝に関する基礎研究及びその機能の利用や食品加工技術、遺伝的改良技術の開発などの研究教育を行う。 農林漁業生物を含む生物資源の生産・保全に関する環境要因やその作用機構に関する基礎研究、それらの要因制御の方法の開発に関する研究教育を行う。また、生物資源の生産と持続的な利用の基礎となる土地、海洋、水資源の管理や利活用に関する基礎と応用に関する研究教育を行う。 岩手大学と東京農工大学で掲げた共同獣医学科の教育理念「人類と動物の健康と福祉に貢献する」を更に深化し、東日本における高度教育研究拠点として成長していくために、学部教育と大学院教育を連接した段階的・体系的な教育、さらに新たな共同カリキュラムを組み込んだ獣医学分野における研究者及び高度専門職業人育成のための大学院教育組織の構築を目指し、設置されました。岐阜大学連合獣医学研究科の実績を踏まえ、新たなステップである共同大学院として再編、地域が抱える専門性の高い社会的要求に応える獣医学博士を育成します。共同獣医学専攻の設置により、首都圏及び東北地域を中心とした東日本エリアにおける食品の生産と消費、安全安心、公衆衛生の面で地域社会に貢献し、創薬分野など新たな人材需要にも対応していきます。寒冷圏における生物学的研究を基盤とし、生物生産科学などに関する先端的研究を推進生物生産科学専攻生物資源科学専攻地域環境創生学専攻岩手大学と東京農工大学の共同大学院。両大学の4つのセンター及び連携機関と協力し、教育研究において更なる相乗効果の創出を目指す連合農学研究科(博士課程)獣医学研究科(博士課程)地域循環型のバイオマス利用可能性、野生生物の分布と生息環境などを広域的に調べています。●担当科目/緑地環境学、地域情報処理学科幸原爾【養成する人材像】①獣医学の基盤を担う動物基礎医学に関する高度な専門知識と研  究能力を備えた人材②動物衛生及び公衆衛生に関する高度な専門知識と研究能力を  備えた人材③産業動物及び伴侶動物の獣医療に関する高度な専門知識と研    究能力を備えた人材【教育課程の特色】●教育理念に基づき、指導体制を3つの大講座(動物基礎医学講   座、獣医衛生科学講座及び獣医臨床医科学講座)に集約し、  高度な獣医学を実施する組織体制を踏まえたカリキュラムを提供●主指導教員及び副指導教員2名の3名による指導体制により、き     め細やかな研究指導を実施【カリキュラムの特色】①連合大学院で培ってきたノウハウを活かし、両大学の強みを組み  込んだ5つの科目群を設け、体系的な科目履修が可能②両大学が有する4つのセンターを軸とした両大学の強みを特徴づ  ける獣医学学際科目を開講③両大学の立地環境を活かして国や地方の研究機関との連携によ  り先端実施科目を開講〈教授/博士(農学)〉39

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