岩手大学 大学案内 2024
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韓国研修での経験を通してやりたいことが明確になりました。大学生のときにしか経験できないことを、岩手大学でしてみませんか。英語の勉強と国際交流の両立ができる貴重な環境です。1年次の夏休みに約2週間、韓国の短期研修に参加しました。現地の学生と共に行動する中で、同じものでも感じ方や視点が異なっていたり、些細な行動が異なることに気づき、身近な異文化を感じることができました。この研修は、短い期間ではありましたが、新たな疑問や課題を発見し、実際に現地で生活しなければ分からないことがたくさんあると強く感じ、より長期の韓国への交換留学を志望するきっかけとなりました。どんなことでも積極的に行動し、実際に体験することで、新しいことに気づき、視野を広げられると思います。1年生の春休みにフィリピンへ語学研修に行きました。現地の大学での授業はもちろん、普段の生活や買い物など、フィリピンですること全てで英語が必須であり、英語を使わなければならない状況に必然的に身を置くことになりました。そのおかげで自分の英語力の実力を知ることができると同時に、向上させることができました。海外は、精神的にも物理的にも自分のことを成長させてくれる場所です。まずは挑戦し、様々な人と出会うことが自分の可能性を広げると思います。その経験は人生をより豊かなものにすると確信しています。私はGlobal Villageの学生スタッフとして活動をしています。自分が主体となって国際交流に参加するという経験は、世界に目を向けるという力を養う上で本当に貴重なものとなっています。Global Villageでは国際交流をより円滑に行うための支援も行っており、特に私も受講しているFoundation of Englishでは、自身のレベルに合わせて英語の勉強ができ、誰でも参加ができるという敷居の低さが大きな利点であるように感じます。英語の勉強を楽しく感じさせてくれる担当教員の親しみやすさは、大きな魅力の1つだと思います。13IWATE UNIVERSITY 2024人文社会科学部地域政策課程川村日和さん〈岩手県立盛岡第一高校出身〉人文社会科学部人間文化課程佐藤美怜さん〈ノースアジア大学明桜高校出身〉農学部食料生産環境学科鈴木啓承さん〈挟山ヶ丘高校出身〉一人ひとりの要望に合わせたサポート 岩手大学の国際教育センターでは、交換留学・短期研修プログラムの他、様々な語学学習支援プログラム、海外体験情報の提供を行い学生の国際交流を支援しています。    海外で経験を積みたいという人には、大学に在籍したまま海外の協定校に留学できる「交換留学プログラム」(半年~1年間)や、長期休暇を利用した「語学研修」「国際インターンシップ」(1週間~1ヵ月前後)を紹介しています。海外を体験する最初のステップとして語学研修などを利用し、その後、長期間の海外留学へ挑戦するという流れが一般的です。また、フィリピン(貧困)、台湾(ビジネス)などで行われる「海外研修-世界から地域を考える」(約10日間)では、岩手大学の掲げる「地域の諸課題をグローバルな視点で解決する能力」を英語によって習得することができます。 このように、海外留学や海外研修といっても目的やテーマによって様々なプログラムがあります。国際教育センターの経験豊富なスタッフが一人ひとりの要望に合わせて、最適な道筋を示すサポートをしていきます。岩手にいながらできる国際交流 一方で、学内でも多種多様な国際的な経験を積むことができます。岩手大学には様々な国や地域からの留学生がいて、国際交流できる機会も充実しています。留学生と一緒に岩手県内の様々な課題について考える「国際合宿」(約8日間)や、他大学の学生との合同合宿を取り入れた「多文化コミュニケーション」など、留学生と共修し、岩手にいながら国際交流する授業が行われています。また、2016年度からは岩手や世界の課題について考えたり、日本について一緒に学ぶ共修授業がますます充実しています。さらに、学内の仮想海外空間(Global Village)では、日本人学生と留学生、地域の人々が集まって教育・体験・交流を展開し、語学学習活動、留学生との交流活動などの機会を拡大させています。 こうした様々な国際交流の場を活用することで、岩手にいながら国際化ができる仕組みになっています。異文化を学ぶこと、言語を越えたコミュニケーションを学ぶ経験を通じて、多様な分野・視点から問題解決できる能力を育んでいきます。海外留学や国内での国際交流を通して、世界と地域に目を向けていく。

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