岩手大学 大学案内 2024
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担当教員メッセージ● 通信システム (3年後期)通信における信号の長距離伝送技術、信号を伝送しやすくするための信号変換・復元技術(変復調技術)、電磁波の性質やアンテナの基本原理といった無線通信技術などを体系的に学びます。● 組込ソフトウェア実習 (3年後期)身の周りの様々な電子機器に組み込まれているマイクロコンピュータ。その組込システムの基礎を学び、電子回路とソフトウェアを設計し動かすことでその動作を検証していきます。IWATE UNIVERSITY 2024Faculty of SCIENCE and ENGINEERING定員270名PICK UP カリキュラム先輩、このコースでどんなことしてるの?便利な無線通信を快適・安全に使うための研究を行っています。マイクロ波のうち2.45GHz帯はWi-fi、Bluetooth、RF-ID(ICタグ)に使用されており、電波干渉による電子機器の障害発生が医療機関などで懸念されています。私はエコ材料として知られている木質プラスチックに損失性の高い磁性材料を添加することで電波の反射を抑制する、都市空間用電波吸収体について研究しています。この成果が新たな仕組みやシステムの起点になる日を夢見て研究に取り組んでいます。村山祐樹さん 〈岩手県立宮古高校出身〉LED、太陽電池、スマートフォン。社会を大きく変えたこれらの発明は電気電子や通信工学の貢献なくしてありえませんでした。今後も少子高齢化、人手不足、食糧/環境/エネルギー問題といった日本や世界が抱える問題に対し、引き続き電気電子通信技術が期待されています。本コースでは無線センサネットワーク、電気エネルギーの高度利用、エネルギー/通信/センサデバイスの研究開発を通じて、これらの問題解決に向けて学生と共に取り組んでいます。准教授 三浦健司NTTドコモ、NTT東日本、東北電力、北海道電力、JR東日本、JR北海道、三菱電機、東芝、日立製作所、NEC、キオクシア岩手、リコー、東京エレクトロン、日産自動車、トヨタ自動車東日本、清水建設、鹿島建設、竹中工務店、高校教員、公務員 など54現在の工学に関連する分野は、電気、通信、情報、機械、環境などを基礎としながら、それらの機能を相互に連携・融合させ、システムとして機能を最適化させることが求められており、分野横断的な教育研究が必要とされています。したがって、今後も飛躍的な発展が期待されるロボット、自動車、航空宇宙などの分野においても、また防災・減災情報システムのスマ● 高電圧プラズマ工学 (3年後期)半導体プロセスや照明、環境保全など様々な分野で利用されているプラズマの性質や基本的な特性、プラズマの元となる電離や荷電粒子によって起こる様々な現象に関する考え方を学びます。ート化などを考える上でも、各工学基礎分野の垣根を越えた学習が重要となります。システム創成工学科は4コースから構成され、専門深化と分野融合を図りながら、幅広い工学に関する専門知識と応用展開能力を養うための教育・研究を行います。安全で環境に配慮したエネルギー発生・供給技術、進化したセンサやインテリジェントな機能を持つ電子デバイスを創出する技術、より快適で便利な暮らしのための無線通信技術などを実現するため、電気・電子・計測・制御・通信などの基礎から応用までを幅広く学びます。基礎分野の垣根を越えた学習により、工学に関する専門知識と応用展開能力を養います。電気・電子・計測・制御・通信など基礎から応用まで幅広く学びます。卒業生の進路理工学部電気電子通信コースシステム創成工学科

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