岩手大学 理工学部
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■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/スピントロニクス Spintronics ■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/関数解析 Functional analysisC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3ⅠC3C3Ⅰ3ⅠD4■ 役職/教授 Professor■ 専門/高圧科学 High pressure science 物質科学 Material science固体物理学 Solid State Physics■ 役職/教授 Professor■ 専門/高エネルギー物理学 High Energy Physics 粒子測定器開発 Particle Detector R&D凝集系核科学 Condensed Matter Nuclear Science■ 役職/助教 Assistant Professor■ 専門/高エネルギー物理学 High Energy Physics 検出器開発 Detector R&DFACULTY OF SCIENCE AND ENGINEERING■ 役職/教授 Professor■ 専門/物性物理学 Solid state physics 超伝導理工学 Superconductor science and engineering電子材料学 Electronic materials science■ 役職/教授 Professor■ 専門/行列解析 Matrix Analysis 数値解析 Numerical Analysis数値計算 Numerical Computation■ 役職/准教授 Associate Professor■ 専門/物性物理学 Solid State Physics 磁性物理学と磁性材料 Magnetism and Magnetic Materials結晶育成 Crystal growth磁性 Magnetism固体物理学 Condensed Matter Physics圧力は物質を構成する結合状態や結晶構造、物性を系統的に変化させるため、物質探索にとって極めて有用なツールです。静水圧環境でのその場観察は、構造や物性を定量的に求めるに留まらず、物性を誘起するメカニズムの精密な解明に役立ちます。炭素のもつ構造の多様性と、構造・物性を容易に制御できる圧力とを組み合わせて、今までにない新しい結合や相転移による新しい結晶構造を探索し、物質設計への還元を目指しています。根源物質の探索や宇宙の成り立ちを調べる素粒子物理学の研究を行っています。特に、加速器ニュートリノ実験や国際リニアコライダー実験において、物質と反物質の対称性の破れ、ヒッグス粒子の性質、暗黒物質・暗黒エネルギーなどを、より詳しく精度良く観測するための粒子測定器の開発に取り組んでいます。他に、固体中での新奇な低エネルギー原子核反応の機構解明を目指した研究も行っています。私たちは、物質の根源や宇宙の成り立ちの解明を目指す素粒子物理学の研究を行っています。特に、高エネルギー加速器を用いて生成したニュートリノの振動現象調査や陽子崩壊事象探索等を目的とする、10 kt超級の大型液体アルゴン検出器の研究開発を進めています。これらの研究により、物質・反物質対称性の破れの精密な測定や、物質間に働く力に関する理論の検証などが可能となっていきます。ノルムにより完備位相が導入される無限次元空間はバナッハ空間と呼ばれ、確率論や最適化理論などにおいて重要な役割を果たしています。私は、空間上の非線形射影を用いることで、バナッハ空間の幾何学的性質を研究しています。非拡大射影、距離射影は代表的な非線形射影だが、近年、一般化射影、一般化非拡大射影が発見され、バナッハ空間の直交補空間分解を用いて、条件付き期待値などの線形非拡大射影との関係の解明に挑戦しています。本研究室では、金属的二重鎮を有する銅酸化物Pr247において、還元熱処理により超伝導を示すことを世界ではじめて発見。現在、材料作成プロセスの改良による超伝導特性の向上を目指した研究を行っています。また、磁場誘起の絶縁体金属転移を示す物質においても、物理的なフラストレーションと超巨大磁気抵抗効果の関係を調査し、マルテンサイト変態に類似したステップ状の格子変形を発見。この物質の形状記憶材料、磁気メモリー素子への応用も検討しています。計算機を用いた数値計算では、その計算は正確には行われません。四則演算の結果はその都度有限桁に近似され、極限を含む無限演算は全て有限演算に近似されます。計算結果から正しい結論を得るためには、計算結果の誤差評価を行って厳密解の存在範囲を確定する必要があります。計算機上でこれを行う手法が数値的検証法です。行列問題の解に対する新たな数値的検証法の構築が主な研究の興味です。希土類元素は4f電子軌道が部分的に満たされていることで、磁気・軌道・価数の自由度を生じます。私たちは、希土類元素がもつこれらの自由度により生じる新奇な超伝導、磁性といった新しい量子現象を探索するため、希土類元素を含む新物質の合成に取り組んでいます。また、これらの研究で得た知見を生かした磁性材料の開発にも挑戦しています。私たちは、電子が持つスピンの性質を利用し、現在の電子技術を超えた次世代の電子技術「スピントロニクス」の研究を行っています。物質の性質を決める電子は、電気の元になる電荷と、磁石の元になるスピンの二つの性質を持っています。最新のナノテクノロジーを用いて物質構造を自在にデザインすることでスピンの性質を制御し、新たな物理原理や物性を切り拓くことを目指しています。高圧力を用いた物質の高密度化と新規物性の研究高エネルギー加速器による素粒子物理学の研究大型液体アルゴンTPCの研究開発バナッハ空間上の非線形射影と幾何学的性質との関連について材料作成プロセスの改良による超伝導特性の向上を目指した研究行列問題の解に対する数値的検証法新奇な量子現象や機能性を示す希土類化合物の合成ナノ構造体におけるスピントロニクス現象の開拓30中山 敦子|NAKAYAMA Atsuko成田 晋也|NARITA Shinya細川 律也|HOSOKAWA Ritsuya本田 卓|HONDA Takashi松川 倫明|MATSUKAWA Michiaki宮島 信也|MIYAJIMA Shinya脇舎 和平|WAKIYA Kazuhei大柳 洸一|OYANAGI Koichi033034035036037038039040

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