44IWATE UNIVERSITY 2025Faculty of EDUCATION■■■■■■■■■■■■■■■■バンコク日本人学校 研究主任(仙台市立南光台東小学校) 尾形英亮さん学校教育教員養成課程 小学校コース2006年度卒業 〈宮城県気仙沼高校出身〉岩手大学教育学部附属中学校山蔭理恵さん学校教育教員養成課程 中学校教育コース2011年度卒業〈岩手県立盛岡第三高校出身〉子どもの頃に夢中で読んでいたマンガ「六三四の剣」の舞台が盛岡市。私は宮城県気仙沼市出身なのですが、オープンキャンパスで盛岡を訪れた時に、開運橋から見える岩手山を見て、一発で気に入ってしまいました。これが岩手大学を志望した理由です。大学時代で印象に残っているのは、やはり教育実習です。自分のためではなく、人のために、あれほど頑張ったことがなかった。子どもたちが喜んでくれるのを見て、教師という仕地元で中学校の英語教員を目指す上で一番環境が整っている岩手大学を選びました。在学中は、県内の学校公開や研究会に参加したり、ボランティアチューターという制度を活用して小・中学校で学習補助を行ったりと積極的に情報を求め行動しました。その甲斐もあり、現場の先生方などと多くのつながりを持つことができ、アドバイスを受けたり、情報をいただけるネットワークを築くことができました。卒業後もこのつながりはとても大事は一生を賭ける価値があると思いました。また、教員採用セミナーに参加して、同じ目標を持つ仲間と出会えたことも大きかったですね。人間が成長する上で環境というのはすごく大事なものだなと実感しました。今は教育に新しいことが求められている時代です。受験もマークシート式ではなく、「考える」能力が問われる内容に変わってきています。小学校教育の現場で、「考える」ことの下地作りをしていきたいと思っています。切にしています。岩手大学には自分が求める情報に対してアンテナを高くしておけば、たくさんのチャンスを掴むことができる充実した環境があります。私は今年、教員として6年目を迎えます。1~3年生を受け持ち学んだことをまた次のサイクルで活かしていくこと、また今後若い世代が増え指導する立場になった時に、ベテランの先生方が作り上げてきた教育の質を維持できるようなシステム作りも視野に入れ努めていきたいと思います。教育実習に感じた充実感。その原点を忘れることなく、“新しい教育”に取り組んでいく。アンテナを高くしておけば、チャンスはいろんな所に転がっていると思います。■■■■■■■■■■■■■
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