IWATE UNIVERSITY 2025Faculty of SCIENCE and ENGINEERING■■80■担当教員メッセージPICK UP カリキュラム■■■■■■■■■■■■■■■■■■■様々な事象を数学を使って紐解くことで、世の中をより深く理解することができます。数学はあらゆる学問の基礎であり、様々な現象を正しく理解する上で欠かせない科目です。数学を用いて、世の中で起きている現象の本質をより鮮明に見ることが出来ると考えています。私は数学の学習を徹底することで世の中に存在する問題点を明確にし、その打開策を見出す人材になりたいと思っています。日景大雅さん 〈秋田県立大館鳳鳴高校出身〉 現代の工業は、コンピュータを使って数学の問題を解くことで成り立っていると言っても過言ではありません。しかし、コンピュータは計算を間違えることがあるのです。当研究室では、コンピュータを使って信頼性の極めて高い結果を求める方法を開発しています。教授 宮島信也● 複雑系科学 (3年前期)社会現象、物質中の粒子など、構成要素の間に相互作用が働き全体として非線形的な振る舞いを生じる非線形現象について単純なモデルの重ね合わせで理解することを体系的に学びます。● ナノ理工学 (3年後期)自然界に存在しない特殊機能を持った新物質を設計するには、ナノスケールの微視的な構造の理解が不可欠。ナノスケールでの特性、構造制御、量子現象について基本的に学びます。● 超伝導理工学 (3年後期)エネルギー問題において有力な鍵となるのが、化石燃料から再生可能なエネルギーへの変換。その立役者となる超伝導物質について、基本的な現象、発現機構、応用までを学びます。「数理・物理コース」では、数理・物理科学、材料科学、材料工学に関する理工学の基礎について学びます。一方「マテリアルコース」では、物質科学と材料工学の高い専門性を身につけることを目的としています。両コース共通の材料科学に関する科目は、理学と工学を融合した分野融合型の特徴が強く、本学科の核となる科目群です。「深く考えること」を中心と北海道旅客鉄道、ムーヴ、岩手県信用保証協会、ディックソリューションエンジニアリング、登別市、ユアテック、キオクシア岩手(旧:東芝メモリ岩手)、八戸市、富士通エンジニアリングテクノロジーズ、岩手県公立学校 など54した理学的な要素と「ものづくり」を中心とした工学的な要素を融合することで、多面的に物事を捉え、現代社会が抱える様々な課題に数理工学的なアプローチで対応・解決できる、バランスのとれた専門力、展開力、俯瞰力を兼ね備えた人材の育成を行っています。自然に潜む法則を探求、自ら体験することで物理学、数理科学の理解を深め、数理・物理的な思考力やセンスを身につけられるように、豊富な教育科目が設けられています。物理科学、数理科学の両分野の科目に加え、マテリアルコースの科目履修も可能。基礎学問に加え材料科学の工業・応用的な素養も身につけられるコースです。理学的な要素と工学的な要素を総合的に学び、社会の様々な課題へ数理工学的にアプローチします。豊富な教育科目を学び数理物理的な思考力を身につけます。卒業生の進路■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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