岩手大学 Guide Book 2025
64/106

ものづくり起業家支援室64IWATE UNIVERSITY 2025Faculty of SCIENCE and ENGINEERINGソフトパス理工学総合研究センター高度試作加工センター●高度試作 ●高精度加工●超微細加工●スチューデント創作工房ものづくり総合実験センター●環境エネルギー教育研究●機能・特性測定●スチューデントサイエンススペース【ファクトリーの構成】め、高齢者や障がいを持つ人にも緊急地震速報や避難情報を素早く把握しもらうことが可能となります。学生が普段学んでいる理工学の知識を活かし、自治体での実証実験や企業との連携によって、全国で使用できるシステムの完成に向けて取り組みを続けています。学内カンパニー学内カンパニーA学内カンパニーB学内カンパニーC学内カンパニーX●重点的な研究の推進●研究者・技術者の育成●研究成果の応用展開・発信ソフトパス理工学総合研究センターでは、「ソフトパス理工学(持続可能な社会発展のための理工学体系)」の理念のもと、研究部門を「グローバル研究推進部門」と「イノベーション創出研究部門」の2つにくくり、特徴ある研究を推進しています。各部門の研究グループでは、世界的に卓越した研究テーマを重点的に推進するとともに、研究グループ間、および研究部門間での相乗効果が発揮できるような運営を行っています。ものづくりや実験のための環境を整備し、さらに、起業家を目指す学生を学部の教育プログラムの中で支援することを目的に設立されたのが「ものづくりエンジニアリングファクトリー」です。学内カンパニー活動を通し、課題解決能力、プロジェクトマネジメント力、コミュニケーション力、リーダーシップ力など、起業家に求められる能力を身につけることができます。岩手大学には、学内に仮想企業(学内カンパニー)を作って企業活動やものづくりを学ぶ仕組みがあります。理工学部ものづくりエンジニアリングファクトリー起業家支援室の指導のもとで、学年や学部を問わず、学内で企業・起業経験をできるのが特徴です。Anonas Lightingは学内カンパニーの1つで、大学院理工学専攻電気電子通信コースの大学院生が社長を務め、大学院生・学部生の社員から構成されています。Anonas Lightingでは、電気・電子・通信技術を利用した「広範囲災害警報報知システム」の開発を進めています。各家庭や事業所などで利用されている防災ラジオの起動と連動して、照明を点滅させたり、テレビを付けてニュースを映したり、スマートフォンへ通知したりなど、日常用いている製品を自動的に動かすことができるたグローバル研究推進部門イノベーション創出研究部門安全・安心未来工学新材料・エネルギー■■■■■■■■■■■災害情報を誰にでも素早く届けたい。理工学部での学びを活かして、防災システムを開発。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

元のページ  ../index.html#64

このブックを見る