岩手大学 Guide Book 2025
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7IWATE UNIVERSITY 2025岩手大学長 小川 智 そのためには、岩手県における高等教育機関としての岩手大学が、「知識創造の場」そして「地域の知の府」として、その存在価値が社会に認められ今後も存在し続けることが重要です。有為な人材を社会に輩出するための学問の教授に加え、学生が社会の構成員となったときに自己実現できるような、学生の成長を促し多文化共生社会に対応できるためのリテラシーを養う教育が必要です。社会との関わりの中で学ぶことを含めた多様な学習環境を整備するとともに、学生と教員が相互に刺激し合う「学修」「学び」をアカデミックコアとして位置づけ、学生が学びたいことが学べる教育カリキュラムを充実し、丁寧できめ細やかな学びのコーディネーションを実現します。また岩手大学に国内の様々な地域、世界各地から多様なタレント溢れる人材を集めて、地域と世界を繋ぐハブ大学としての機能を持った多様な教育研究活動を展開し、グローバル化に対応できる「人づくり」を目指します。学生・教職員が、共考と協創(共に考え、協力して創る)により、より良い未来を創り出すONLY ONEの大学にご注目ください。 岩手大学は、学術文化の創造と幅広く深い教養と高い専門性を備えた人材の育成により、地域社会の文化の向上と国際社会の発展に貢献することを理念に掲げています。そのために「岩手の“大地”と“ひと”と共に」を校是に掲げ、地域の持続的な発展に寄与することを目的に教育・研究・社会貢献活動を継続しています。特に2011年の東日本大震災以降は、地域の復興推進は被災県にある国立大学に託されたミッションであるとして、その役割を果たしてきました。 今、岩手大学としてなすべきことは、これらの教育・研究・社会貢献の活動経験を踏まえ、将来の岩手、さらには我が国の持続的発展に寄与することを見据えた「震災復興から地域創生へフェーズの移行」「今後迫りくる新たな社会的課題や危機」そして「人工知能やビッグデータに代表される第4次産業革命の進展による社会構造・産業構造の変化を見据えた新たな社会的・地域的ニーズ」への積極的な対応ではないでしょうか。そのことが地域に頼られる、そして尊敬され愛される存在となることに繋がります。「地域の知の府」そして「知識創造の場」であり続けます。

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