岩手大学 Guide Book 2025
79/106

79IWATE UNIVERSITY 2025小動物、大動物、野生動物の全てを偏らずに学べる大学。学科全体で仲が良く温かい雰囲気が強みです。担当教員メッセージ助教 小林沙織担当教員メッセージ教授 落合謙爾小野豊佳さん 〈山形県立山形西高校出身〉齋藤駿さん 〈北海道札幌東高校出身〉獣医と聞くと動物病院の印象が強いですが、畜産や動物園の展示動物、野生動物など様々な場所で活躍しています。岩手大学ではそれらのどの分野にも偏らず、1年生の時から牛の分娩実習や病院見学など、さまざまな分野への道が開けています。またサークルや部活と両立する人が多く、他学科の人や社会人と知り合えるので広い世界を体験でき、獣医になる上で必要な幅広い視野を持つことができます。ぜひ学生生活を楽しんでください。小動物から産業動物と幅広い分野の勉強ができます。実習の機会が多く、動物に触れながら学べることでより深い理解につながるところも魅力的です。また先輩・後輩の仲が良く、先輩方からのアドバイスはとても心強い味方となってくれます。学科全体で仲が良く、お互いに刺激を受けながら楽しんで勉強に取り組むことができます。ぜひ共同獣医学科で充実した学生生活を送ってください。附属動物病院で犬猫の診療をしながら、腎泌尿器疾患に関する臨床研究に取り組んでいます。猫で多い慢性腎臓病は、病状が大分進行してから発見される病気です。いかに早期に病気を見つけ治療開始できるかが課題となっています。小野さんは、本症の新しい早期診断法に関する研究に取り組み、研究成果を臨床現場に還元することを目指して日々頑張っています。みなさんも未来の症例の助けとなるような臨床研究を一緒に進めてみませんか。齋藤さんは鳥白血病ウイルスの変異体が1羽の鶏に複数、共感染していることをリアルタイムPCRを応用して証明しました。この成果が本ウイルスの進化過程や病原性の解明につながるかもしれません。この成果は彼の努力の賜ですが、その一方で先輩や同級生との円滑なコミュニケーションの結果といえます。研究室での大学生活は仲間とともに自らの成長を実感できる大切な時間だと思います。獣医学 : 基礎獣医学/病態獣医学/応用獣医学/伴侶動物・産業動物臨床獣医学■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

元のページ  ../index.html#79

このブックを見る