岩手大学 Guide Book 2025
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80IWATE UNIVERSITY 2025Faculty of AGRICULTURE■■■■■■■■■■■■■■■■■■雪印種苗株式会社 研究開発本部田村健さん応用生物化学課程 (改組前の名称) 2019年度卒業総合科学研究科 2021年度修了〈岩手県立盛岡第三高校出身〉有限会社 HPC まさき動物病院杉﨑勝樹さん獣医学科 (共同獣医学科の前身)1995年度卒業〈愛知県立瑞陵高校出身〉習では、植生の違いや林業の違いなどを実際に目で見て肌で感じることができました。また、広大な2箇所の演習林があり、奥羽山脈系と北上山地系の異なる環境で行われる実習は岩手大学ならではの特徴だと思います。座学だけでは得られない実体験としての知識は現在の仕事でも役に立っています。皆さんも森林科学科で様々なことを体験し、豊富に恵まれた学びの機会を存分に活用していってほしいと思います。宮城県仙台地方振興事務所林業振興部山家志保さん森林科学科 2019年度卒業〈宮城県仙台二華高校出身〉もともと自然環境について学びたいと考えていたため、森林科学科を選びました。入学してみると、森林・林業について、1~2年時には基礎から広く学ぶことができ、3~4年時にはより専門的な分野を探究することができました。さらに、岩手県から飛び出し、県外での講義や海外での研修など貴重な学びの機会が多くあり、思い出に残っています。特に「暖帯林概論」における鹿児島県や「海外特別実習」のドイツでの実豊富な学びの機会に恵まれている森林科学科でした。幅広い学問分野が自分の可能性を見出してくれる。『自分が何をしたいか(できるか)、まだ分からない』と感じている人は多いと思います。私もその1人でした。岩手大学農学部は、土壌、植物、微生物、生化学などの幅広い学問を網羅的に履修でき、その過程で興味が湧いてきた分野は選択的に更に深くまで学ぶことができます。現在、勤めている会社は酪農畜産・畑作園芸・環境緑化と幅広い分野で事業展開をしています。様々な学問に触れることで得た知識や経験は、仕事の場面でも活かされていると実感します。皆さんも岩手大学農学部で多くのことを学び、経験し自分の可能性を幾通りも見出していただければと思います。岩手の自然・文化、大学教育・生活すべてが人生の礎。岩手大学における学生生活6年間の経験が、私の人生に大きな恩恵を与えてくれました。広大な自然を生かした授業、「こだわり」を発揮できる卒業研究、時には厳しくそして温かく関わっていただいた先生方のおかげで学業に専念できました。また、生涯の友人、優しい地域の方々との交流、地の利を生かしたスキーなどのアウトドアライフ、初めて尽くしのサークル活動など利他(周囲の人への心遣い)を特に学べる大学です。当時、「動物病院の先生」を目指し入学しましたが、現在の小動物臨床開業医としての基礎を築くことができ、動物病院経営にも役立っています。■■■■■■■■■■■■

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