岩手大学 理工学部
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22Ⅰ2Ⅰ2Ⅰ2Ⅰ22Ⅰ3Ⅰ白 蘭蘭BAI Lanlan准教授ーAssociate Professor■ 専門/■ 専門/■ 専門/■ 専門/神経科学Neuroscience生物物理学Biophysics細胞工学Cell engineering視覚科学Visual science視覚神経科学Visual Neuroscience分子生物学Molecular Biology神経科学Neuroscience 細胞工学Cell Engineeringウイルス学Virology分子生物学Molecular Biology ■ 専門/■ 専門/大学院細胞工学Cell Engineering分子遺伝学Molecular Genetics幹細胞生物学Stem Cell Biology動物遺伝学Animal Genetics大学院分子微生物学Molecular Microbiology大学院分子遺伝学Molecular genetics神経科学Neuroscience大学院微分トポロジーDifferential topology特異点理論Singularity theory■ 専門/■ 専門/所属所属所属所属所属大学院所属大学院所属大学院所属大学院IWATE UNIVERSITY39福田 智一FUKUDA Tomokazu教授ーProfessor安川 洋生YASUKAWA Hiro教授ーProfessor若林 篤光WAKABAYASHI Tokumitsu助教ーAssistant Professor片長 敦子KATANAGA Atsuko准教授ーAssociate Professor坂田 和実SAKATA Kazumi助教ーAssistant Professor菅野 江里子SUGANO Eriko教授ーProfessor冨田 浩史TOMITA Hiroshi教授ーProfessorられて区別されているだけでなく、神経細胞同士の接続の種類と数、加えて接続の場所までが全て明らかにされています。本研究では、コンピュータ上での線虫の神経回路を再現し、その回路を使って、生体中の神経回路での信号処理・信号伝達がどのように行われているのかを詳細に調べています。これまでの結果から、前進運動の際に頭部と胴体部分の運動を上手に連携させるために必要な条件が分かってきました。細胞は視細胞です。この細胞は一旦変性してしまうと回復させることができず、失明に至ります。我々はオプトジェネティクスを応用して、視細胞変性後も残存する網膜の最終アウトプット細胞に光を受容する能力を与え、もう一度視覚を取り戻す研究をしています。この研究では緑藻類の遺伝子を応用しているため、様々な動物種を用いて安全性を検討しています。治療法はありません。そこで、失明者の視覚機能再建を目指し、眼内へのLSIチップ埋め込みによる人工網膜や緑藻類の遺伝子を利用した治療研究を行っています。また、これらの研究を通して、複雑な視覚情報処理システムの各々の役割を明らかにしたいと考えています。そこで、幅広く絶滅種動物由来の初代培養細胞を用い、遺伝子操作により無限分裂へ誘導させ、不死化細胞を作成し、これら動物のゲノムや生物学情報を解析しています。また、ウシ伝染性リンパ腫ウイルスの感染が畜産界に深刻な被害を及ぼしています。そこで、ウシ伝染性リンパ腫ウイルスの侵入機構解明およびその予防・治療法の開発に挑戦しています。線虫の神経回路をコンピュータ上で再現、生体中の神経回路の信号処理・伝達のしくみを研究線虫の神経細胞の数は302個で、高等生物と比べ非常に少ない数です。さらに、全ての神経細胞に名前が付け加齢に伴う神経変性に対する治療法の開発網膜を構成する神経細胞の中で、最初に光を受け取る人工網膜や緑藻類の遺伝子を利用し、失明者の視覚機能再建を目指す外界からの情報の80%以上は「眼」を通して得られると言われるように、眼は生活への貢献度が大きい器官です。毎年約16,000人がさまざまな疾患によって失明に至っていますが、現状ではその視覚機能を回復させる絶滅種の無限分裂細胞の樹立とウシ伝染性リンパ腫ウイルスの侵入機構の解明様々な原因で絶滅危惧種が増加する一途であります。通した3つの遺伝子を導入することで、元の細胞のゲノム状態や性質を保持したまま無限に細胞分裂を誘導できることを見出しました。また近年、発展の著しい人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を動物に適用し、個体や機能の再生と利用を進めています。これらの細胞における技術を用いて新たな細胞を作り出し、世界中の研究者と共有の研究資産として利用しています。した。これまで知られていませんでしたが、本病原体が青色光に応答することが示唆されます。これらのタンパク質の機能を解析し、この病原体の青色光応答性を解析することは、感染予防に役立つと思われます。い物質を感じる嗅覚、味物質を感じる味覚をまとめて化学感覚とよびます。このうち、味覚を検出する生物学的なメカニズムについては、現在でも未解明の問題が多く残されています。私たちは、高等動物と同様の化学感覚を持っているモデル生物・線虫を用いた遺伝学的な研究により、動物が味を感じるしくみの解明に取り組んでいます。興味を持った研究対象の幾何学的構造の解明に取り組んでいます。例えば、実4次元多様体や特異点の(微分)位相幾何学的構造について研究を進めています。無限分裂細胞と人工多能性幹細胞に関する研究我々は幅広い動物種において、細胞周期に関連する共病原性アメーバの光応答タンパク質の解析ネグレリアフォーレリ(ヒトの脳を破壊する病原性アメーバ)の全ゲノム解析を行い、BLUFドメイン(青色光受容ドメイン)を有するタンパク質を2種類見い出しま遺伝学的な研究により、動物が味を感じるしくみの解明に取り組む我々ヒトが普段、何気なく感じている五感のうち、にお微分トポロジー、特異点理論

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