IWATE UNIVERSITY 2026Message from Students 高校時代の海外への修学旅行がコロナでなくなり心残りだったこと、「古代中国の庭園や建築物を見てみたい」と思ったことが、留学を考えるきっかけでした。海外経験がなく不安もありましたが、色々な人から話を聞き「意外と気楽に行っていいんだ」と留学を決意。平日は大学の国際交流学院で授業を受け、休日には買い物に出かけたりもしました。特に心に残っているのが、国内を一人旅した時のこと。屋台のおばあちゃんが、私の拙い中国語を理解しようと真摯に向き合ってくれ、その姿にコミュニケーションの真髄を見た気がしました。それまで「中国人」とひと括りしていたものは、一人ひとり違う「個人」の集合体なのだと考えるようになり、人と向き合う上での意識が変わったと感じます。個人より「集団」で判断しがちな世の中ですが、あのおばあちゃんのように「あなた」に目を向け、接することができる人間になりたいと思っています。なども経験。授業のやり方も時間割も日本と全く異なることに戸惑いましたが、仲間と力を合わせて楽しみながら取り組むことができましたし、授業を進める力もついたと感じています。また現地の食事(「トムヤムクン」が本当に辛くて衝撃的でした)や買い物、観光も満喫し、短期間の留学ではありましたが、生活や文化の「違い」を肌でしっかり感じることができました。この経験を大切にし、広い視野でものごとを捉えることができる教員になりたいです。 元々「海外で異文化を体感してみたい」という思いがあったことと、英語の教員を目指す自分にとって「母語(日本語)が通じない環境で教育実習ができるいい機会」と感じたことから、このプログラムに参加しました。実習先の学校では、3日間で9回ほど授業を担当し、授業参観や体育祭「日本語に頼りすぎず、生徒自身が英語を使って学ぶ授業」をつくっていくことを意識したいです12 英語の教員免許を取得するにあたり、もっと実践的な英語技能を習得したい、視野を広げたい、という思いから留学を決意しました。平日は大学で授業を受け、週末はダンスパーティーなどのイベントにも参加。教授や他の学生と、人種差別やジェンダー論について話をしたりもしました。一方、大学の外でも小学校から続けているバレーボールを通じて友人ができ、今もやりとりを続けています。幅広い年代・さまざまな背景を持つ人々と出会い、英語だけでなく多様な価値観や文化の違いを学ぶことができましたし、生活することでより深くその地域の特色や慣習を知り、新たな視点も得ました。また、落ち込んでも切り替えて前を向けるようになるなど、精神的にもタフになったと感じます。この経験を活かし、将来は教員として英語を子どもに教えたり、日本の良さを世界に伝えるなど、英語を使って人や社会に貢献できる人になりたいと思っています。 国際交流 短期 プラン・プログラム 留学先:サイアム大学(タイ) 留学期間:2024年1月3日〜12日(10日間)交換留学 留学先:寧波大学(中国)留学期間:2024年3月〜7月(4ヶ月間) 海外での「生活」を通してさまざまな「違い」を学びました世界で活躍する視野とスキルを育む国際交流教育学部 学校教育教員養成課程小学校教育コース 英語サブコース 三浦 遥さん(山形県立鶴岡南高等学校出身)人文社会科学部 人間文化課程交換留学 留学先:ノースセントラルカレッジ(アメリカ)留学期間:2023年8月〜2024年5月(9ヶ月間)教育学部 学校教育教員養成課程中学校教育コース 英語サブコース 安藤 純音さん(岩手県立不来方高等学校出身)後藤 太郎さん(北海道立函館中部高等学校出身) グローバル化が進み、異なる文化・思想との相互理解や共存が求められるこれからの時代。岩手大学ではこの「多文化共生社会」に向け、総合的・俯瞰的な視野と、コミュニケーションなどの人間力でグローバル化に対応した能力を身につける教育を実践しています。 「一人の人間」として向き合うコミュニケーションの真髄を体験タイの学校で教育実習を経験身につけた視野を将来に活かしたい「グローバルな視点」を多様な世界で生き抜く力に
元のページ ../index.html#12