岩手大学 GUIDE BOOK 2026
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IWATE UNIVERSITY 2026卒業生の声Message from Graduates田村 凌央さん34しいですし、たくさんのユーザーに活用してもらい「便利になりまし 岩手県庁に入庁し、現在は道路整備の方針決定、予算の確保などを主な業務としています。釜石市出身で、中学3年生のときに東日本大震災を体験。その頃から、将来は復興に携わりたいと思っていました。大学の講義で被災地の道路整備がかつてないスピードで進められていたことを知り、実際、地元に帰るたび街や道路がきれいに整備されており復興を実感。その規模感にやりがいの大きさを感じ、今の仕事を目指すようになりました。 岩手県はかつてないスピードで震災からの復興が進められており、その規模感やスピードは全国的に見ても特別だと思います。そのような事例を身近に学べることは、岩手大学の強みのひとつ。ここでの学びや経験は、視野を広げ、将来の選択の幅も広げてくれます。私自身、大学の講義や現場見学会で復興の現場を訪れたことが、卒業後の進路を決めるきっかけになりました。 私の職場は大きな工場で、毎日さまざまなデータが大量に作られています。私は、そのデータを吸い上げ、データを「見える化」するのが主な仕事。見える化により、資料作成の工数を低減させ、経営判断を迅速化する効果が見込まれます。ユーザーから要件を正確に聞き取るためにもシステム知識は不可欠であり、大学での学びが今の仕事にもつながっています。デザインするのも好きなので、グラフを開発する中で見やすく分かりやすい構成・色合いを考えるのが楽た」と言ってもらえるときにやりがいを感じます。  またこの業務は、どういうシステムが必要かなど、ニーズを聞き取るコミュニケーション能力も必要。その点では、委員会(新入生歓迎実行委員会)やサークル、学内カンパニー等の活動を通じてさまざまな人と関わった経験も活かされていることを実感しています。大震災からの復興を身近で見て学べたことは、大きな経験でした 大学での学びや経験を活かし多くの人の役に立てているのが嬉しいです 岩手県 県土整備部 道路建設課 整備グループ 技師工学部 社会環境工学科 2018年度卒業 キオクシア岩手 IT推進部 IT基盤推進担当理工学部 システム創成工学科 知能・メディア情報コース 2020年度卒業 八重樫 汐南さん

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