岩手大学 GUIDE BOOK 2026
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IWATE UNIVERSITY 202635由に取り組むことができ「岩手大学で学べて良かったな」と思いま アルミニウム合金の板材を生産する工場で、生産プロセスの設計や品質管理の業務を担当しています。具体的には、お客様が要求する品質の材料を効率よく、安定して作るための「作り方」を考える仕事です。私たちが作る製品は、市場で直接皆さんの目に触れることはほとんどありませんが、自動車や飲料缶、家電製品などの身近な製品に形を変えて使われています。自分が関わっている材料が多くの人々の生活に役立っていると考えると、誇らしい気持ちになり、より一層頑張ろうと思えます。  岩手大学で学んだ材料工学の基礎知識は、現在の仕事でも自分の理解を深めるための素地になっています。また、国内外で研究成果を発表したり、論文を執筆・投稿した経験を通じて身につけた知識や技術に自信を持つことができ、自分の考えを表現する力も磨かれたと思います。大学生活で得た自信は、社会人になった今も仕事に取り組む上で大きな支えになっています。 医薬品の有効成分である原薬や中間体について、ラボ実験で得られたデータをもとに工業化(工場での製造方法を確立)する業務に携わっています。高校の頃から化学が好きで、医薬品に関する仕事に就きたいと考えていました。大学で研究に取り組むなかで「薬の製法改良に携わりたい」という具体的な目標が見つかり、今の自分があります。 学生時代、教授の手厚い支援もあって自分のやりたい実験に自す。また、学部時代はアメリカンフットボール部のマネージャーを務め、部内外の多様な人たちと関わる機会があったことで、社会で必要なコミュニケーション力が身についたと感じています。 大学は自由が多い分、どう過ごすかも自分次第。いろんな場所に行き、多くの人たちと接することで自分の視野が広がります。勉強も遊びも全力でやり、有意義な学生生活になることを願っています。 神戸製鋼所 鉄鋼アルミ事業部門 真岡製造所 技術部 自動車材技術室 工学部 マテリアル工学科 2018年度卒業大学院 総合科学研究科 理工学専攻 材料科学コース 2020年度修了大学で身につけた知識や技術が今の仕事の素地になっています好きなことを探究できた学生時代今の自分の礎になっています卒業生の進路鶴田 華子さん積水メディカル 生産統括部 岩手工場 技術部 プロセス開発課理工学部 化学・生命理工学科 化学コース 2019年度卒業大学院 総合科学研究科 理工学専攻 物質化学コース 2021年度修了 栁村 海希さん

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