岩手大学 GUIDE BOOK 2026
44/64

IWATE UNIVERSITY 2026卒業生の声Message from Graduates柳瀬 光さん44ークの多さ。やはり自然系の学びは、現地の実践的な体験があって 東京都庁で、家畜の生産性向上、畜産環境対策、畜産物の品質向上など、畜産振興施策に関わる部署で働いています。動物に関わる仕事の中で最も人の暮らしに直結していると思ったことが、畜産職を志すきっかけでした。業務を通じて畜産農家の方々を支援できること、ひいては日本の豊かな食生活を支える一助になれていることに、大きなやりがいを感じています。将来何が起きたとしても必要であり続ける、重要な仕事だと思っています。 岩手大学入学当初は、出身が他県であったため不安もありました。しかし学生生活の中で、学部を越え学び合える友人や尊敬する先生方に恵まれ、卒業した今では私にとって、盛岡は第二の故郷です。学生時代に自分で見て触れて体感した学びは、強く印象に残っています。動物に少しでも興味があるなら、畜産業が盛んな岩手での豊かな体験は、きっと皆さんの力になると思います。 私の担当業務は、主に環境影響評価に係る調査・予測・分析・評価など。視察や計画書の作成のほか、自然環境(動植物等)や生活環境(大気、水質、騒音等)の現地調査も行っています。もともと自然に関わる仕事をしたいという思いがあり、造林や防災、生態系保全、測量や現地踏査といった知識や経験を活かしながら、社会課題の解決へ貢献できるこの仕事に魅力を感じました。  岩手大学農学部森林学科の強みは、なんといってもフィールドワこそ深まるものだと、社会に出た今なお痛感しています。技術士補や測量士補等の資格を取得できるのも、実践的学びの環境が充実しているからこそ。私が従事する仕事でも大きく役立っています。また、全ての学部が同じキャンパスにあり、他の学部・学科の学生と気軽に交流できたのも魅力。多様な知見を共有でき、大変刺激になりました。 友人や恩師に恵まれた大学時代盛岡は、第二の故郷になりました フィールドワークで実践的に学べる経験が、仕事でも役立っています 東京都 産業労働局 農林水産部 農業振興課 主事農学部 動物科学科 2020年度卒業大学院 総合科学研究科 農学専攻 動物科学コース 2022年度修了及川 らんさん国際航業 事業統括本部 東北技術部 東北国土保全グループ 環境担当農学部 森林科学科 2023年度卒業

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る